シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
あなたは、何歳で子どもを産みましたか?
私は第1子は27歳でした。第5子は40歳の時です。
第5子の授業参観では、おばあちゃんでは?と
思われていたと思います。
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日本は、厚生労働省より2019年人口動態統計でみても
平均初婚年齢は夫 31.2 歳で前年の 31.1 歳より上昇
妻は 29.6 歳で前年の 29.4 歳 より上昇と
晩婚化が進んでいます。
第1子出産時の母親の平均年齢は30.7歳でした。
日本で40歳以上で出産する女性は年間約5万人。
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芸能界でも、41歳で浜崎あゆみさん
42歳で滝川クリステルさんの出産など
40歳以上の初産のニュースが当たり前に聞かれています。
このことを考えると、単純に昔よりも
親子の年齢差は大きくなっているということですよね。
親子といっても、昔でいったら
孫ぐらい世代が違うと考えてもいいくらいです。
このジェネレーションギャップが、
以前よりも大きいということを、
意識しておかないといけません。
自分が親から教えられてきたことは、
残念ながら、今の時代には全く通用しないこともあります。
特に、時代の流れるスピードは速まっていて、
10年かかっていた技術改革も、数年で変化していくし、
昨年からのコロナ禍では、
それまでの価値観が大きく変わってしまったことは
誰もが経験しています。
人と密に関われなくなった社会、
オンラインで海外の人とも瞬時に会話できる社会
一人1台、パソコンを持ち歩く社会
子どもたちはこの社会が産まれてすぐ触れる社会で、
ここからがスタートの人生なのです。
新しい命は、その時代にあった考え方、
感性を備えて生まれてきます。
マスクをつけて外を歩いている姿が、
子どもには、当たり前になっているように、
ほんの数年でも社会が変化したように
情報のしみ込むスピードは昔とは大きく違っています。
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育児において、子どもに教えていく内容については、
それは、自分が教え込まれてきた固定観念ではないのか、
今の時代にも生きている普遍的なものなのか、
客観的に見ていく必要があると思います。
残念ですが、あなたが思い込んでいる当たり前は、
30年も前に教えられた事で、
今の時代では全くちがうこともあるのです。
今日のアドバイス
子どもを否定しない
育児において、
親の固定観念の押し付けは
子どもの考える力を奪い、自己肯定感を下げることに繋がる
ということは、たくさんの育児書にも出ている内容で
学んでいるお母さんは多いと思います。
でも、どうしても、親の正しいと思っている事
今までの自分が、やってきてよかったと思っている事を
子どもにも伝えたいという気持ちが起こってしまいます。
こうあるべきだと、考えを押し付けてしまう場面も
たくさんでてきます。
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その時に、自分を否定するもう一人の自分を持つことが大事です。
それって、本当のこと?
こんな質問を自分にできるようにする癖をつけるのです。
自分が正しいと思っていたことが、
今は違っていたという現実を認めることは、
それまでの自分を否定する気持ちにもなるので
辛いこともあります。
それは、その時の時代では、正しかったわけで、
間違っていたことではないのです。
あなたが、悪かったとか、間違えたことをしてきたのではないと
やさしく認めてください。
そうして、新しい自分に書き換えていくのです。
今の時代は特に、その思いは、手放して、
大人が、パラダイムシフトしない事には、
今の時代を生きている子どもとのよい関係は作れません。
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いつの時代でも、その必要性はあったはずですが、
現代は特に意識しない大人が関わると、
子どもが病んでいきます。
子どもの方が、今を素直に生きています。
否定すべきは、子どもではなくて、
いつでも、大人の固定観念だと思います。
子どもに何かを教えてあげなければ、
導いてあげなくてはという育児ではなくて、
時代の流れを楽しみながら、
新鮮な気持ちで、軽やかに今を受け入れ
子どもと学びあっていく姿勢で育児に向き合えば、
育児も楽しいものになると思います。