シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
子育て中は、時間がいくらあっても足りない感覚になりがちです。
私も、仕事をしていましたので、
家に帰ってから、子どもの寝かしつけまでが
とりあえず、やっつけ仕事。
そのあと、残った家事をやって、また朝がきて・・・。
こんな繰り返しでした。
土日も、サッカーの引率やら、当番やら
学校の行事があったりと、とにかく、忙しかった。
もしも、今のあなたが、この時の私のようになっていたとしたら、
こんなことは繰り返してほしくないと思います。
私の大きな失敗は、自分でやらないことを決めずに、
何でも手あたり次第自分がやらなくてはいけないと
決めていたことです。
これは、子どもがかなり大きくなるまで、
続きました。
そうなんです。
子どもは大きくなってくるんですよね。
ということは、子どもができる事は増えてきているのです。
もちろん、夫がいる場合、もう一人大人がいるわけです。
みんなの時間は24時間平等です。
子どもがいるから、子どものことは母親がやらなくてはいけないと
考えなくてもいいのです。
夫がやっても、子どもがやってもいい。
あなたが、やらないこと、やれない事はやらない方法を考える。
そして、やりたくない事でも、
それが好きな人もいるかもしれません。
お金を払えば済むことかもしれません。
今日のアドバイス
あなたが、やらないことを決める
一つの例として、見つけた情報があります。
AERAの家事育児１００のタスク表というものです。
例として、
共働きかつ保育園のお子さんがいるご家庭で、
夫婦だけで家事育児分担を想定して作成されています。
例えば、家庭ごとに毎日やっている仕事があると思います。
それを、こんな風に一度書きだしてみて、
担当を分担してしまう方法も面白いと思いました。
四角内のリストは誰が担当するのかを決めて、
色別に表示します。
このような表でなくてもいいので、
やらなくてはいけないと思ってやっている事を書いてみましょう。
子どもは、毎年大きくなっているといいましたが、
子どものできるものは、子どもに分担してもらうことで、
あなたのやらなくてはいけない事はだんだん減って
楽になっていくはずです。
玄関の靴をそろえる、洗濯物を色別に分けて入れる
ペットボトルをゆすいで、
ラベルをはがしてゴミ箱へなんていうことも、
子どもでもできるようになっていくわけです。
毎日数分間の小さな作業でも、あなたがいつもやっていて、
それが積み重なって時間が失われていきます。
そして、忙しくなってしまいます。
この見直しをするかしないかで、あなたの時間の使い方は
ずいぶん変わってくると思います。
そして、意外にも家事などの作業そのものよりも、
それ以外の時間を費やしていたことが、
忙しさを招いていたことにも気がつきます。
SNSをきりなく読んでしまっていたり、動画を見てしまって
皿洗いが後まわしにされていたり、
集中すれば、5分で済む作業に
時間がかかりすぎていたことも見えてきます。
また、洗うのが嫌だった三角コーナーや、
アイロンがけも、やらなくて済む方法にしたりして、
嫌なことも減らすことができました。
今は、できるだけ生活をシンプルにするアイデアが、
たくさん紹介されているので、活用してもいいと思います。
やらないことを決めると、その分時間に余裕ができます。
家族みんなで分担することも増えて、
協力と自立を学ぶこともできます。
何よりあなたがやりたい事に費やす時間の余裕ができるはず。
今までできないと思ってあきらめていたことができるという、
自分の生活の質が良くなった感覚が得られます。
私ももっと、早く、これをやっていれば、
あの育児中だって、映画をゆっくり楽しむ時間も
取れていたかもしれません。
以前の私は、
人に頼むんだったら、やってしまった方が気が楽だし早い！
と思ってました。
そして、実際どうにかやれてしまう。
(かなり頑張っていても平気なふりをしてしまう）
人に頼ることを、負けた事みたいに感じてしまう。
こんな、性格が、自分の時間(命)を、
やりたくない事に使ってしまうという
勿体ないことをしていたわけです。
もっと、家族に甘え、協力しあった方が、
お互いの理解も深まったんだろうなと後悔しています。
私と同じような考えになっていて、
毎日忙しさを感じているとしたら、
あなた自身の生活の充実化のためにも、
やらないことを決めてみてください。
あなたに余裕ができると、家庭が明るくなります。
そして、子どもの安心へとつながるのです。
