コミナスブログ 子どもの学習について

辛いと思う行事を楽しくする方法

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。



今週末、卒園式が行われます。



コロナ禍、緊急事態宣言が延長中のため、

通常よりも、短縮化、密を避ける形での実施になりますが、

この行事は、子どもたちの成長を感じ、新たな門出を祝う大切なものです。





保護者の方も、先生も心を込めて準備しています。

一方子どもの中には、卒園式の練習に、苦痛を感じる子もいて、

登園を嫌がっている子もいるようです。



それでも、がんばってみんなと一緒に取り組んでいる姿に成長を感じます。



発達の特性から、感覚過敏がある場合、卒園式の会場は

とって辛い空間になる場合があります。


練習が辛くなってしまう理由は色々考えられます。



色んな人の会話を同時に聞き取ってしまう子は

先生の注意を全て自分に言われていると感じてしまうこともあります。



合唱などは、周りの人の歌声をうるさく感じてしまい

その場にいることも、辛くなります。



じっと、席に静かに座っていることも

難しい場合もあります。



そのため、いつも以上に疲れてしまい、

練習が、嫌なもの、辛いものと認識してしまうのです。



ただでさえ苦手な「周囲のペースに合わせて行動すること」に

抵抗が強くなって、コントロールが難しくなります。



そして、また先生の注意が増えていくといった、

悪循環が始まってしまいます。



それでも、そんな子に卒園式の話をすると、

『もうすぐ、小学生だよ』と、嬉しそうに話してくれます。

自分が大きくなったことをとても喜んでいるようです。




新型コロナウイルスの影響で時間を短縮する形になっているのは、

このような子どもにはかえってラッキーだったと思います。



必要な部分を、できる範囲で参加することで、

辛い行事が、少し楽しくなる方法もあります。



この子には、式の間に少し動いて行う役割をしてもらったり、

歌の時には、ピアノやスピーカーから離れたところに立つとか、

練習は、少し離れて個別にやったり、いろいろな工夫をしているようです。




そして、どうしても、迷惑をかけてしまう行動になりそうだったら、

どうしたらいいのかも、子どもと一緒に考えておくと安心です。

子どもだって、怒られたくないし、

みんなの迷惑にはなりたくないはず。




困ったときの対応も、練習に入れておくといいと思います

先生に声かけてから、会場から少し出るとかでも

本人が理解できる範囲で決めておきます。


みんなと同じことでなくても、一緒に参加する方法は考えられます。



一緒に工夫して、一つ一つの行事を

良い思い出としてほしいです。





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