コミュニティーナースの石鍋てるみです。
本田健さん企画の
ハッピーライティングマラソンの
今週のお題。
「あなたは子供のころ、どんな本を読んで、
何を感じましたか?」
子どもの頃の私は
読書が好きだったかどうかは
わからないけれど
振り返ってみれば、
当たり前のように
いつも本は読んでいました。

パッと思い出すのはイソップ物語。
イソップ物語の『北風と太陽』や
『うさぎとかめ』『金の斧』
『オオカミ少年』など
何度も繰り返し読んだものです。
『犬と肉』の物語では
犬が水面を覗き込むところの挿絵まで
よく覚えています。
欲を出して、もっともっとと
手にいれようとすれば
両方を失うことになってしまう。
どちらが強いかではなくて
相手を思いやることで目的は果たせる。
コツコツと働くこと、積み重ねることが
未来の安心につながる。
そんな考え方を物語の中から受け取って
本当に大事なことだなって
子どもの頃に共感していたと思います。
私の根底にある道徳心のようなものは
この頃に刷り込まれたかもしれないと
感じることがあります。
欲を出した結果
両方手に入れることもできるかもしれないし
毎日、楽しんで暮らしていても
将来も楽しんで生きていけるという
道もあるはずなのに。
今苦労しなければ
明るい未来はないなんて
思い込んでいた自分がいます。

人生訓として、
決して間違いではないと思いますが
この思想の刷り込みが
私にブレーキをかけていたと思うことが
結構ありました。
逆の考え方の本にも出会いたかったなと
思います。
子どもの頃に読んでいた本って
大人になっても大きな影響力を持っていたことに
今回気づくことができました。
イソップ物語。
もしかしたら、
私の生きづらさの原因が
見つかるかもしれないと
改めて読んでみたくなりました。