コミュニティーナースの石鍋てるみです。
5月が始まりました。
今月の手帳を見ると
ゴスペルのイベントも多く
ちょっと、忙しくなりそうです。
抜け漏れがないように
計画を見直したいと思います。
ところで、今日興味深い話がありました。
明治の文豪と言われている人で
しかもインテリだった人たちが
なぜ短命だったか。
正岡子規は34歳、あの夏目漱石は49歳で
亡くなっています。
その人たちの食生活を見てみると
かなりの甘党だったことがわかっているそうです。
正岡子規は、子供の頃から
機嫌が悪くなると
お母さんが飴玉を与え慰めることが日常で
記録によると常に、甘いものを口にして
幼少時代を過ごしていたそうです。
夏目漱石も、甘党だったようです。
明治時代では
西洋の食事の肉や砂糖も贅沢品でした。

裕福な家庭の人は
西洋の食文化を取り入れ
それまでの日本食から離れした
食生活が中心となっていたとのことです。
砂糖の摂取が続くことで
中毒の状態になって
常に甘いものが欲する状況になっていたことが
記録に残っているそうです。
砂糖の摂取によって
血糖値が急激に上がり、
その後のインスリンの働きで
急激に下降します。
これを、日頃から繰り返すことで
インスリンの分泌が衰えてくることで
糖尿病といった病気にも繋がります。
血液が酸性に傾くので
ドロドロした血液になって
末梢の血流が悪くなります。
これが、がんなどの病気引き起こすわけです。
現代は白砂糖の中毒性や作用を
危険視していますから
健康に気遣っている人は
摂取を控えているでしょう。
血液が酸性になると
骨のカルシウムを血液中に
溶け出させることで
中和をはかろうとします。
結果骨が脆くなってきてしまいます。
正岡子規は脊椎カリエスで
寝たきりになっていたのも
この砂糖の過剰摂取が原因といえるという
話でした。
病人には栄養をつけさせようと
肉や砂糖入りのお菓子などを
たくさん与えてしまったことが
かえって死期を早めてしまったかもしれません。
やはり白砂糖は危険。
それがよくわかるエピソードでした。
明治時代とはもう違います。

もしも、おやつなどで使用しているなら
健康維持のために
精製された白砂糖不使用の
甘味を用意しましょう。
黒糖、きび砂糖、蜂蜜など
ミネラルなども含んだ自然な糖分は
GI値も低く、とりすぎなければ安全です。
子供の砂糖を摂る習慣は
将来の健康悪化につながります。
幼少期に砂糖摂取をコントロールできるのは
親御さんしかいません。
もう中毒症状になっている
子もいるかもしれません。

お菓子、ヨーグルトなど
砂糖が入った食品が多いですが
休日は、甘いものが欲しくなっても
我慢させてみてください。
徐々に欲することが減ってくると思います。