コミュニティーナースの石鍋てるみです。
困った時に助けを求められる相手が
どのくらいいますか?
親、こども、親戚、同級生
サークルの友達、隣の住民など
本当に困った時に、この人はきっと自分のことを
助けてくれるはずと強く思える人が多いほど、
日々安心して過ごせそうです。
お金を貸してほしいとは
なかなか言えない間柄でも
ちょっと意見を聞かせてほしいとか
ご飯を食べさせてほしいとか
一晩泊めて欲しいとか
お迎えに来て欲しいとか
頼む内容によって、頼れる人って
意外といるのではないでしょうか。
今は、子育てでも介護でも
昔に比べればたくさんのサービスが
できています。
困った時には
このようなサービスに頼れば
解決することはできるかもしれません。
でも、利用するには
お金がかかります。
このようなサービスができる前
私は、保育園の送迎がどうしてもできない時
祖母や、ママ友に頼んだこともありますし
外出の時にはママ友のお家に
お弁当を持たせておまかせしたこともありました。
逆に、私もお友達のお子さんを
お預かりしたりして
お互い様の関係の中で
お金を使うことなく問題を解決していました。
そんな、信頼関係で繋がった人たちに
どれだけ助けられてきたことか。
私の知人で、双子を授かった方がいて
産後の大変な時期
それまでにつながっていた人たちに
自分から応援を募って
上手に助けてもらいながら
子育てをしている方がいます。
上の子の習い事に連れて行く時間の子守りや
授乳や沐浴の協力者など
自分から助けてとグループLINEで発信することで
喜んで助けに行こうとする仲間たちの返事を見ると
助け合いで、どうにか凌げることがあるという
現実を見せてもらってます。
私の著書にも書きましたが
まるで、自分の家族を作るように
自分の力で信頼し合える仲間を作って行くことが
人生の一番の資産になると思うのです。
自分自身も、誰かの役に立てることを
どんどんシェアし、与えて行くことが
その信頼関係を作る第一歩になると思います。
困ったことがあった時
もちろん、既存のサービスを使うことも
一つの選択肢としていいと思うのですが
一番最初に考えることは
今あるもので対応することだと思います。
自分のコミュニティを自らの力で作って
お互い様の精神で助け合える仲間を
一人でも増やしておくことで
その選択の範囲はどんどん広がると思います。
私が、『コミナスキッズ』を作った動機の一つは
この個人のコミュニティを作るきっかけを
作りたいと感じたからでした。
初めは、有料サービスの一つの
『コミナスキッズ』ですが
徐々に利用者同士のつながりを作ることで
今度はお互いにサポートし合えるようになることを
期待しています。
一時保育のほとんどが
自分のコミュニティの助け合いで
済んでしまうくらいになるといいなと思っています。
登録の方も増えてきたので
ワークショップやイベントだけでなく、
交流できる場所作りを考えていきたいと考えています。
お金をかけなくても子育て、介護ができないか。
そんなことを考えながら
今年も少しずつ進めていきたいと思います。