石鍋てるみです。
今日は、本好きな友達と
『神田古本まつり』に行ってきました。
彼女は、以前も来たことがあるようでしたが
私は初めてでした。
お店の入り口にいるだけでも
あの古い本の香りが立ち込めています。
高価な古書や、サブカルチャー
漫画もたくさん並んでいて
いつもだったら、
手に取らないようなジャンルの本も
見てまわりました。
人がやっとすれ違うことができるくらいの
通路に立って、目の前の棚から
目についたものを次々手に取ってみると
時間が経つのも忘れてしまうほどでした。
昭和の懐かしい雑誌や絵本
友達と思い出話を語りながら
歩き回りました。
有名な著者の初版本やサイン本など
高価なものもあるし、
古書に至っては、触ることも怖くなるくらい
大事なものに感じました。
これだけの作品が世の中に出ている中で
著者本人が亡くなった後でも
これだけの価値を生み出しているのは
本当に稀であってすごいことです。
今はKindleなど電子書籍も
浸透してきて、私もよく使っています。
携帯性もいいですし、
場所を取らないのは助かります。
電子書籍のメリットは確かにあるので
利用していますが
やはりアナログの紙の本には
独特な価値を感じます。
今朝、読んでいた
喜多川 泰さんの『書斎の鍵』。
今月は喜多川さんの作品を
読み返しているのですが
朝から泣いてしまいました。
前に読んだ時よりも
感情が震わされました。
年をとったせいなのかな?
涙もろくなっています。
紙の本は読む前の
手にした時のワクワク感や
ページを捲るときの動作
紙の手触りなど特別なものがあります。
実際の本からは
いろんなエネルギーが
出ているような感じがします。
デジタルでも、アナログでも
本は著者の伝えたいことが
集約されて書かれていて
今自分が悩んでいるようなことを
先人がすでにたくさんの考えを示して
書き残してくれています。
専門家の方が長い時間かかって習得したことを
数千円で教えてくれるものだと思うと
本当に本というのは安価で学ぶとことができる
最高のツールです。
(私も本を書いてみたいな)
そんなふうに約5年前、
私はやりたいことリストに
この言葉を書いていました。
自分が50歳を過ぎて
残りの人生あと半分はないなと思った時
これまで、学んできたことを一度
整理してまとめたくなったのと
子どもたちに、こんなことを考えていた
母親がいたという証を残したいというのが
この夢を持った動機でした。
そして、約2年前に2つの出版社から
執筆のお話をいただきました。
本を作るなら自費出版でもできますが
やはり、出版社がついてくれると
本当に実現で切る気になりました。
会社の理念に共感が持てたということもあって
『Galaxy books』さんに決め
そこから約2年、初めて本を書くという体験をし
担当編集者にご指導いただきながら
出版の日を目指して取り組んできました。
そして今日ランチ中に
編集者から最終チェックを終え
出版公開が可能との連絡が入りました。
今まで、本を書いていることを
打ち明けられずにいた
親友の彼女に一番に目の前で
そのことを伝えることができました。
彼女は、ちょっと驚いた様子でしたが
頑張ったねって喜んでくれました。
本当に自分が本を書き終え、
出版できることになるなんて
嬉しさと達成感はあるのですが
いまだ、実感が湧きません。
Amazonに売り出されたのをみても
他人のもののような感じです。
本を書くと決めた時にも
自分の自己満足で終わっていいし、
人生の記念にと思っていたくらいでしたから。
でも書きすすめてくうちに
誰かの役に立つものを書きたいという
気持ちに変わってきました。
自分が看護と保育業界で仕事をしながら
5人の子どもを育てて、
育児についての考えを伝えることで
今の子育て世代に育児をもっと
肩の力を抜いて楽しんでほしいと思い
全力で書きました。
『”我が子のため”を手放すシンプル育児のすすめ』
ご購入はこちらから
育児を辛いと感じたり、
不安を感じていることがあれば
手に取ってみてほしいと思います。
あなたの育児のヒントにつながることがあれば嬉しいです。
今日は、本に縁があった1日でした。