石鍋てるみです。
先日、どうにか
イニシエーションスピーチを
終えることができました。
自己紹介という感じで
進めてみましたが
今回、この役目を果たすにあたって
自分の今やっている活動について
改めて考える機会になりました。
保育園を作ったことも
地域の方とウォーキングをしたり
花壇作りをしたりといった
一見バラバラな私の活動ですが
その根底にあるものは
地域の人たちが
自分の才能や得意なことをシェアして、
お互いに支え合える社会作りの
手伝いをしたいということでした。
そして、周囲のサポートの
受け取り上手になることも
同時に必要だと考えていることがわかりました。
実際に、助けてくれる人がいたとしても
その人を信じられなかったり、
迷惑をかけたくないなどの
理由で、受け取れなければ
助け合いはできません。
近くにいる人みんなが
自分を助けてくれる人だと思えるような
交流の積み重ねが大事だと思いました。
子どものうちから
他人のことを信じられるような
心の土台を作り上げておくことが
人生のさまざまな場面での
孤立を防ぐことになると思います。
今、若者でも孤独死が増えています。
高齢者だけの問題ではないのです。
自分がもしも誰かの手伝いがなければ
生活できないようになってしまったら
どうしたらいいのかと
考え始めたのが50歳を過ぎた頃でした。
介護保険でヘルパーさんを
自宅に入ってもらうことに抵抗はないだろうか。
友達に助けてっていうことができるだろうか。
そんなことを思っていました。
そうしたら、今自分から地域の人に
受け入れてもらえる存在にならないといけないし
自分ができることはやれる時に
地域の方にやっておけば
もしかしたら、
自分が気持ちよく人の助けを
受け入れることが
できるかもしれないと考えました。
地域の方々が
地域のみんなを信頼できる気持ちを育むには
継続した交流が必要です。
私は、子どもの頃から
この気持ちを育んでほしいし
地域の人がみんな仲間でいてくれるという
安心感を持ってほしいと思っています。
私が保育園を作ったきっかけは
子どもたちに
近所にこんな人がいて
困った時にはいつでも訪ねられる場所を
作りたかったからだと
思い出しました。
自分が将来安心して暮らせる地域にするには
まだまだ、やっていないことや
課題があります。
少しづつでもいいので
自分がこの地域で
孤独な高齢者にならないように
今から行動していきたいと思っています。
