コミナスブログ

米ぐらい炊ける子に育てる

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。

ボランティアで【子ども食堂】のお手伝いや
子どもの学年活動などで、
子どもと一緒に料理を体験したときに
いつも思うことがあります。

明らかに、今の子どもは料理をする経験が少ない。
与えられたものを、食べるという立場だけの子どもが多い。


以前、ある先生から、
米を研ぐ時に、食器用洗剤を入れて洗い始めたとか、
生の肉や魚を気持ち悪いといって
触れなかったという話をうかがいました。

料理人になるわけでもないし、
今は買った方が安いという感覚もあって
自炊する必要性を昔より感じにくいかもしれませんね。

それでも子どもには、自分で食べるものは
自分でつくることができるようになってほしいし
せめて、米ぐらい炊いてほしいと思っています。

それには、日常的にお母さんが、
食事を作っている姿を傍で見せることが
大事だと思います。

そして一番興味を持ち始める2.3歳のころ
上手に台所のお手伝いをしてもらうことが
食への興味のきっかけになると思います。

食事つくりは毎日忙しい時間にこなす家事なので
この時期にお手伝いをしてもらうのは
正直めんどくさく感じます。

教えてもできないし、
時間がかかってまどろっこしい。

でも、ここを粘り強く一つ一つ
できる事をつくっていくと
とてもいいアシスタントになってくれます。

私の小さい頃は、母がいんげんの筋とりや
もやしの根っことりなど
一緒にやった思い出があります。

炊飯器もなかったので、
小学生の時は、鍋でご飯を炊くことを
まかされたことも思い出します。

これらを毎日役割としてやっていたわけでは
ありません。興味は最初だけで、
上手にできるようになったら、
全く手伝うこともしなくなった私です。

それでも、小さい頃に一緒に何度もやったり、
見よう見まねでやった経験が
いざ、やらなくちゃとなったときに
できるという自分のスキルになりました。

何か、一つの作業を覚えると
似たような作業の時に感が働いて、
どうにか工夫してできるようになります。

ですから、一つの作業をしっかり
繰り返し身につけることで
自分でできる事は一気に広がるのです。

そうすると、自分はやればできると思える
自信につながります。

あれこれ教えるのは面倒ですが、
子どもが好きなお手伝いを
ある程度上手になってくるまで
繰り返し体験させると
子ども自身も少しづつ上手になる感覚が得られて
楽しんで挑戦できるようになります。

まず自炊ができるためには、
米を炊くことは、最低限必要です。

独身の一人暮らしでも、
米さえ炊ければ、どうにかなる。

それに、家にご飯を炊ける人が
自分以外にいるというのが
いざというときに絶対便利で助かります。

私は、何度も助けられました。

うっかり、炊飯器のご飯がを仕込まず
外出してしまい、帰宅が遅くなりそうな時に、
「ごはんだけ炊いておいて」とお願いできると
簡単おかずですぐに食事ができるので
助かりました。


【米を炊く】という目標に向けて
その子どもに合わせて、手伝いしてもらいます。

必ず、その子ができた!で終わることができる部分を
まかせてみましょう。

炊飯器で炊くのであれば、
1歳の子だったら、炊飯器の『スイッチON!』を
まかせてみる。
『炊けた合図がなったら、ママに教えてね』と
自分が行動した結果を一緒に確認しましょう。

『上手に炊けたね。
〇〇ちゃんが炊いてくれたご飯は美味しいかな?』と
楽しく食べましょう。

3歳くらいになったら、
お米をとぐことができるかも。

一度目に米を軽く洗い、水を切った状態で、
手で米を軽く鷲掴みして、回すように研ぎます。 
手で米を掴んでグルッとまわしてはなす
といった動作を見せてあげましょう。

掛け声をかけながらリズムよくやると楽しいです。
上手くいかなくても、大丈夫。
上手、上手って褒めてその気にさせちゃいましょう。

いい頃合いで、一回洗って、
水を捨てたら、もう一回繰り返し
2回くらい研いで水を切ったら、
米研ぎは終了です。

こんな風に、子どもの成長に合わせて
少しづつ教えていくうちに
全て自分でできる時期がやってきます。

小学1年生くらいには
できるといいなと思います。

米を炊くという経験の中には
お米の単位である1合(ゴウ)10合で1升(ショウ)と
いうものも知ることができます。

一合が180㎖、一升が1800㎖ということも
勉強できます。

じゃあ、歴史にでてくる、百万石ってどのくらい?

お米の種類は?
無洗米はどうして、水の量を変えて炊くの?
いろんな疑問も出てくるかもしれませんね。

答えを一緒に調べてみたりして
学ぶ楽しさも感じてくれるかもしれません。

生活の中の繰り返しを一緒に経験することが
子どもにとっての貴重な財産になります。

昔のお母さんは、子どもをおんぶしながら
家事を行う事が多かったです。

子どもは背中から、お母さんと一緒に
家事も見ていました。
見るだけで、その情報は記憶されていました。

今は、離れている時間が増えてしまって
子どもは親を傍で感じることが
少なくなっています。

傍にいられる乳幼児期に
大人の日常を意識して
一緒に経験させてほしいと思います。

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