コミナスブログ 子どもの病気

症状があることが大事

更新日:



シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。


今、私の住んでいる地域では、少し感染性胃腸炎がはやっています。

下痢、嘔吐、発熱が主症状です。



あなたのお子さんは大丈夫ですか?



子どもが罹ると、親ももらってしまって、

かなりつらい思いをしている人もいるようですから

気をつけましょう。


ところで、子どもがこんな病気に罹ってしまったとき、

いつも、あなたはどうしていますか?

すぐに、病院へ行って、お薬をもらってくる?

それとも、自分で看病する?



最近は、子どもは医療費もかからないので、

すぐに、病院へ行ってお薬もらってこようという人が

多いようです。


医師の診断があると、安心だと感じますから、

多くても仕方ないかもしれませんね。



保育園や幼稚園に通っていると、

先生から、『受診してくださいね』と

言われてしまうこともあるようです。



でも、病気になったら必ず病院に行かなくては

いけないのでしょうか?



たとえば、この感染性胃腸炎の場合は、

症状があっても、ひどい症状は初めの3日くらいです。

下痢は1週間くらい続く場合がありますが、

徐々に落ち着いてくるという経過をたどります。



病気には、その病気がたどる経過があります。



多くは、3日くらいで軽快していくことが多いと思います。

その間に、どんどん症状が悪くなるか、

回復してきているかで重症度が判断できます。



このように、病気の種類と、経過について

知識として学んでおくことは大事です。



たどるべき経過をたどらずに、

悪化が進み、ぐったりしてしまうなどの時は

もちろん受診をしましょう。



横這い、いくらかよくなっている場合は、

自宅で様子を見ていって大丈夫でしょう。



症状が出ていることは、身体が菌やウイルスと

戦っている証拠です。



下痢や嘔吐は、胃腸に増殖した菌を身体から出す働きですし、

発熱も身体の熱をあげることで、菌やウイルスの増殖を防いだり

白血球の殺菌や免疫機能を高めています。



これらの機能は、私たちの身体を守るために、

自然に備わっています。



症状が出る意味をしっかり理解していれば、

症状を止めてしまうことは、よくない事だと分かります。



慌てて、下痢止めや吐き気止めを使うことよりも、

その症状止めずに、ウイルスを身体から出すことが大事です。



そして、そのために身体から失われてしまう、

水分、塩分を補給することに注意していくことが大事です。

自宅療養の基本

汚いものを身体から出すこと (痰・鼻水・下痢・嘔吐など)

きれいなものを取り入れる事 (空気、清潔な衣服、身体)

水分と塩分をしっかり補給すること、

身体の安静を保つ



胃腸症状があるときには、

水分さえも上手に取り込めないことがあります。

ごくごく飲ませずに、軽く一口を

こまめにゆっくりと飲ませるようにします。



食事の進め方は、食べたい気持ちが出てくるまでは

無理して食べさせないようにします。



栄養をつけなくてはと、食べさせようとしてしまいがちですが、

慌てて、食べさせようとしてはいけません。

空腹にも免疫を高めるという働きがあります。

身体が病気としっかり戦わなくてはいけない時には、

食欲が落ちることも、身体に備えられた機能です。



お腹が空いた、食べたいという意欲が出てきたら、

最後に出たうんちの固さより

少し柔らかめの食事の固さで始めます。



基本的には、食べたいと思うものは少量から進めて大丈夫。

腹5分目くらいから、様子を見ていきましょう。



次の食事は、お昼の時間だから、というように

時間がきたから与えるのではなく

お腹が空いた、食べたいとなってからあげましょう。

今日のアドバイス

病気の症状は止めてはいけない。症状は身体を守っている証拠です。



新型コロナウイルス感染症が流行して、

受診に行くことを控えている傾向もあるようです。

受診しなくても、大丈夫だったという経験をした

お母さんも多いかもしれません。



子どもを受診させるのは、他の病気をもらう確率も増やしてしまいますし、

待ち時間も大変だったりします。

お薬をもらっても飲みたがらないといって、飲ませようと

格闘しているお母さんもいました。



本来は、薬も飲まず、自宅での看病で充分治せる病気がほとんどです。

薬は、自然に治る力を補助してくれるものだという

考え方のほうがいいかもしれません。

自分の力で治そうとすることを忘れずに、

補助として医療の力をかりるような

気持ちでいると、バランスが取れると思います。

どちらも、偏りすぎはよくありません。


ちなみに、うちの5人の子どもたちは、

2人は手術後,1人は重症な中耳炎、溶連菌感染症後に

薬のお世話になりましたが、そのほかでは

薬は飲まずに、元気に過ごしてきました。



自分の力で、病気を治せることを自覚できると、

身体に自信が持てますし、健康は自分で管理していくものだと

実感できるようになります。

病気に罹ることで、それをきっかけに

身体の中に抗体を作り上げていきます。

どんどん、身体の免疫力は高まっていきます。



医者や、薬に頼りきらずに、子どもの身体の様子に注意を向けて、

それに従って対応する感覚を身につけましょう。

ただし、新型コロナウイルス感染症が

流行っている今は、例外です。



なぜなら、その病気の詳細はまだわからない未知の病気だからです。


この場合は、自己判断せずに、発熱時はしっかりと

医師の診断を得てから、行動することが求められます。

すぐ、解熱してもPCR陽性の例はたくさんあるようです。

このように、その時の状況で、対応は変わります。

正しい情報を得て、臨機応変に対応することも大切です。

まずは、体調管理に充分気をつけていきましょう。


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