石鍋てるみです。
台風7号が近づいてきています。
外回りの片付けを
今日のうちにしておこうと思います。
先日、赤ちゃんを抱っこしていて
手を痛めてしまったという
お母さんがいました。
私も仕事柄
赤ちゃんを抱っこする機会は多く
特に保育園に勤務していた時は
0歳児の担当だったので
抱っこで身体を使う事が多かったので
腕を痛めてしまうことはよくわかります。
抱っこする事が重労働になってしまうと
赤ちゃんを抱くこと自体が
負担に感じてしまうことになって
抱っこの機会を減らして
しまうことになりかねません。
赤ちゃんにとっては
抱っこされることは発達を育む上で
とても大事な経験となります。
現代は移動手段として
ベビーカーや、抱っこ紐など
代替えとなるものが
出回っていますが
親がしっかりと抱っこをするという動作の中に
赤ちゃんと親にとって大事な交流があることを
忘れないでほしいと思います。
そこで、なるべく親の身体を痛めず
楽に抱っこできるために
正しい赤ちゃんの抱っこの仕方を
理解しておくことをお勧めします。
特に、赤ちゃん自身が
ハイハイなどで自分で移動できない間は
親が抱っこすることも多いですから
この間は特にたくさん抱っこしてほしいと思います。
正しい抱っこって言われても
あまりピンとこないかもしれませんね。
小さな赤ちゃんを抱くことは
誰でもできそうです。
でも、赤ちゃんの体の作りや
発達の順番などを考慮したり
それを親自身が継続できるための工夫を
知っているのと知らないのとでは
毎日の抱っこが全く変わってしまいます。
特に、生後6か月までに重要なのは
赤ちゃんが体の中心を学ぶこと、
重力の中で自分の体の動きを学ぶこと
順序、バランスよく筋力の発達ができること、
親との関係の中に安心感を得られることなど
たくさんの重要事項があるのです。
そこで、横抱きについて例に挙げてみます。
簡単にお伝えするのであれば
頭は後ろに他をれたりしないようにしっかり支えます。
首は神経がたくさん通っています。
屈曲することで神経の通りが悪くなりますので
注意しましょう。
手は身体の中央にあわせます。
これだけでも、体の中心を学ぶこと、
その後の発達に重要な手と口の出会いを
促すことにつながります。
背骨は丸めCカーブ
背骨を通る神経回路の通りを
妨げないようにします。
足は、あぐらのように広げたM形で
抱っこすること。
足を閉じた形は股関節脱臼に
つながりやすいです。
親の方は赤ちゃんの頭は
二の腕にもたれかけ
腕は、赤ちゃんを丸く抱えた腕の中に
包み込むように高さは
おへその上で抱っこします。
こうすると、赤ちゃんの顔は
親の近くにあるはず。
すぐに、チューできそうなくらい
近づいているはずです。
なるべく抱っこする位置を
胸の前にすることで
腕にかかる負担が軽減されます。
しっかり目を見つめ合えるので
お互いに愛おしさも芽生え
オキシトシンの分泌も促進されます。
身体が進展したままや
そり返りなど、
抱っこの時の姿勢が不良であることは
その後の発達、運動機能、内臓の働きなどに
悪影響があります。
今は、赤ちゃんの正しい抱っこについて
検索すると簡単に情報が
出てきます。
いつも、何気なく繰り返す抱っこ。
一度勉強し見直してみてください。