石鍋てるみです。
ゴスペルの練習の帰りに
塾の前を通りかかるのですが
21時前くらいでも
明かりがついていて
多くの子どもが勉強している様子を見かけます。
塾の営業時間は
小学生は19時から20時
中学生は21時から22時くらいまでの
塾が多いようです。
夕食にお弁当を持っていくという子もいるようですが
すぐに食べられるコンビニ弁当やおにぎり
菓子パンとジュースなんかで
済ませている子もいるようです。
例えば、勉強する前に
菓子パンを含むお菓子やジュースを
食べた子どもは
実際の勉強時間には
眠気がやって来ていると思います。
急激な血糖値の上昇の後
急に血糖値が下がるという
いわゆる『血糖値スパイク』が起こるからです。
この繰り返しは血管を痛めます。
砂糖の摂取は腸内環境も悪化させますから
脳腸相関を考えれば
学習意欲や学習効果を
下げてしまうことは明らかです。
それに、睡眠不足になりますから
さらに腸が弱ります。
腸が弱れば、栄養吸収もできませんし
免疫力も低下します。
身体だけではなく精神面にも
悪影響が出てきます。
やる気の低下、鬱などの原因にもなります。
塾でせっかく頑張っている子どもを
応援できるのは家族しかいません。
子どもの身体に負担をかけてまで
本当に塾に行く必要があるのか
必要性をしっかり話し合って
決めて欲しいと思います。
そして、もっと勉強して成績を上げたい
志望校に合格したいという思いで
頑張っている子どもにできることは
まずは、栄養のある食事を与えることでしょう。
塾の前の食事が
ジャンクフードや炭水化物だけ
糖質たっぷりのお菓子や菓子パンでは
絶対にいいことはありません。
お腹が空いていなければOKではありません。
そうでなくても
現代の日本人は栄養不足です。
成長期の子供は
大人以上にたくさんのタンパク質
ミネラルをはじめとした
多くの栄養素が必要です。
３食食べていても
補いきれていない栄養です。
ちょっとした間食も
大事な栄養補給のチャンスです。
今小さい子どもが
おやつに持ってくるもので多いのが
スナック菓子、グミ、菓子パンです。
おやつというイメージが
お菓子になっているのかもしれません。
子どものおやつとして売られている
これらの中には、
人工甘味料、添加物不使用など
いかにも身体に安心というような表記があって
子どもに食べさせていいと思わせるものが多いです。
でも、中身をよく見れば
果糖ブドウ糖液糖などは必ず入っています。
小さいうちから甘いものは
不要だと思っていた私には
与えるのに抵抗を感じることが多いです。
これが、さつまいもや
じゃこおにぎりだったらいいのにとか
考えてしまいます。
お出かけの時だけたまに与えるだけなのか
分かりませんが
1歳の子が普通にスナックの袋を
慣れた手つきで開けて食べ始めるのを見ると
ちょっと怖くなります。
せっかく、綺麗なふかふかな
腸粘膜が壊されてしまうって
変な想像力が働いてしまいます。
目に見える、皮膚の状態が
湿疹や掻き傷になって荒れてしまっている子が
このようなおやつを食べているのを見ると
この子の腸はどれだけ傷んでしまっているのかと
心配になってしまいます。
コンビニ弁当だったら
お家で握った味噌おにぎりや
ゆで卵のほうが
栄養面や腸のためにはいいかもしれません。
私は、お金がなくて
買い与えることができなかったのが
功を奏したとは思っています。
それにしても、
今の子どもは忙しいですよね。
大人が、仕事の後に
また夜までダブルワークするのと同じです。
それぞれの考え方があるでしょうが
私は、子どもが望まない限りは
塾は必要ないと思ってきました。
学校で頑張ってくれば
家ではゆっくり休んだり
好きなことをやったほうが
元気でいてくれると思うからです。
心も身体も元気でいてくれることが
私の子育てでは最優先事項だからです。
習い事や学校選びなど
もっと親として情報を集めて
もっといい環境を提案できたかもしれませんが
器用でない私はこの１つの軸だけしか
育児で意識できませんでした。
でも、その甲斐があってか
子ども５人とも学校は皆勤賞で
どうにか成人するまで
健康に育てることができました。
そのあとは、生活パターンも変わり
それぞれの子どもの自己管理次第ですから
もう親の出る幕ではありませんが
それなりにみんな頑張っていると思います。
決して、優秀とはいえない子どもでも
元気に生きてくれているだけで
親として幸せだと思えます。
あなたのお子さんの腸は元気ですか？
栄養は足りてますか？
これから、暑い夏を迎えます。
一度、子どもの毎日の食生活を見直してあげましょう。
