石鍋てるみです。
昨日、久しぶりに従姉妹に会いに出かけてきました。
彼女は3歳年下なんですけど、
時々思い出しては会って近況を伝え合っている仲です。
お互いに結婚後、子育てが忙しかったり
家庭でいろんな苦境や出来事があって
連絡が途絶えたこともあったのですが、
50歳を過ぎた頃から再び関係が復活し、
こうやって年に数回買い物に行ったり
お茶をしたりしています。
私が、彼女と会うといいなと思うのが
どんな状況でも、好奇心を持って行動していること。
姑の介護が始まった、夫の事業がうまくいかない
健康を害してしまったなど
人生にはいろんなことが起こるけれど
そんな時にも、その出来事に彼女は立ち向かっています。
もちろん、『大変だ〜』とか、
『こんなことがあって・・・』って
一見、ネガティブな言葉を使っているけれど
根っこのところで、自分はその出来事を
絶対乗り越えられるぞって思っていて
どこか、ワクワクしているのがわかります。
だから、愚痴を言ってるようで、
愚痴じゃない。
困った〜って相談しているようで
また、試練がやってきたって
むしろ喜んでる?って感じるくらい。
彼女はいつもその出来事に対して
振り回されないで苦境の中心にいて、
あれこれ試行錯誤行動しています。
そして、いつか解決したり、
気にならなくなったりする。
これまでの人生で
そんな繰り返しをやってきているので
何か相談されたとしても、
結局また自分で乗り越えちゃうだろうなって思いながら
私も客観的に眺めるように話を聴き
自分の思いも伝えることができるわけです。
同じ悩みの相談事でも解決を私に求めていないので
私も、自分の思ったことを話してあげられる。
そして、彼女はそれを一つの意見として受け入れて、
さらに自分の答えを決めていく。
こういう、自分でどうにか乗り越える、
乗り越えられるはずだって頑張れる人は
自己肯定感が本当に高い人だと思います。
自分には、いいことしかやってこない
自分大好き、ポジティブにしか物事をとらえず
いつも前向きなんですって言っている人は
どこか、自分の弱さをそれによって隠している気がします。
人は、嫌だな、辛いな、自分てダメだなって
思うから人は成長するわけで
いつも、ポジティブでいられるのが
自己肯定感が高くて素敵な人というのは
ちょっと違うかなって思うんです。
嫌なこと、辛いことがあった時に、
それでも乗り越えられると立ち向かっていける人こそ、
自己肯定感が高い人だなと思います。
自分を信じているってことですものね。
こういう人からの相談は受けていても
ちっとも苦痛じゃない。
自分の学びにもなることが多いです。
いろんな相談事をされる時、
中には全面的に依存してくるタイプもいますよね。
こうなんですけど、どうしたらいいですか?
こう言われてやってみたけど
うまくいかなかったんですけど
どうしたらいいですか?みたいな感じ。
こういうタイプは、自分のことを信じられていない。
誰かに、解決してほしい、
自分の行動を決めてほしい。
失敗すれば、それはアドバイスが悪いとか
人のせいにしてしまいがち。
逆に、自分は大丈夫です。
悩みなんてありません!って自分は全て問題ないって
人に弱みを見せない人もいます。
この両者とも、実は弱い人。
本当はもっと愛されたい。
気にかけて欲しい。
認めて欲しいって感じているのかも。
子どもも、親の前でとってもいい子。
なんでも、ママに決めて欲しい子。
そんな子は、自己肯定感が低いかもしれませんね。
自分のことを自分のままで大丈夫って
思えるようになるには
やはり自分で苦境を乗り越えられたっていう
経験の積み重ねが大事。
小さいハードルを一つ一つ
自分自身で乗り越えることが大事です。
周りの人が与えられるものではないのです。
痛い思いをしないように、
辛い思いをしないようにと
手を貸してしまうことは
自己肯定感を育みません。
私は彼女の苦労話を聞くと、いつも元気をもらいます。
特に人の相談を聞くのがお仕事だという人以外は
相談してくる相手には注意が必要です。
相談される相手が自己肯定感の低い人だと
自分の方もそこに釣られていってしまいます。
相手が自分を好きでいる人か、
自己肯定感が高いかどうかは
その人と別れたあとにはっきりわかります。
その人と会った後、自分が元気になっていれば
その人は自分のことが好きなはず。
あ〜なんだか、疲れたわ〜ってなっていれば、
その人はあなたからエネルギーを吸い取る
自己肯定感の低い人です。
もしも、あなたが自分を高めたいと願っているなら、
そういう人とは距離を置くことをお勧めします。