シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
空が高く、気持ちのいい青空が広がって
秋の空になりましたね。
夜も涼しくて、エアコンなしで
よく眠れました。
先日、知り合いの子どもに
道端で会いました。
そこで、ちょっとびっくり。
(こんなに、アトピーがひどかったかな?)
見ると、顔面、耳、首周り、
腕、足首の皮膚が荒れていて、
部分的に血が出てしまっている状態です。
見えている部分が全部
ガサガサ、ブツブツで
痒そうだし、痛そうです。
どんなに、毎日辛いだろうと
心配になってしまいました。
赤ちゃんの時にも、
いくらか、皮膚にトラブルが出やすい
タイプの子であったことは
わかっていたのですが、
どんどんひどくなっている感じを受けました。
『痒そうだね〜』って
お節介な言葉をかけてしまいました。
『そうなんだよね、毎年こんな感じなんだよね』と
困った顔はするのですが、
その言葉の裏には、(もう、仕方ないんだよね)と
諦めがあるように感じました。
でも、本当にそれでいいのかな?
身体が異常だというサインを出してくれています。
やはり対処は必要です。
秋に入ると、温暖の差が激しいため
皮膚状態が不安定になって、
皮膚トラブルがおこりやすくなります。
この子のように、
アトピー性皮膚炎が急にひどくなったり、
蕁麻疹がでたり、皮膚かさつきが、
目立ってくることも多いです。
子どもの皮膚はとくに、
薄いですから温度や湿度に敏感です。
赤ちゃんの頃からずっと、
皮膚のトラブルがある場合、
いつのまにかその状態が、
当たり前の姿だと、思い込んでしまい
様子を見ているだけという場合があります。
これが異常な状態だと思いにくくなってしまうので、
実際は治すべきものだと思えなくなったり
半ば諦めてしまっている方もいます。
例えばこの子のような場合はすでに
皮膚が健康な状態にないのですから、
必ずそのようにさせる原因があるはずです。
例えば、アレルギー反応。
よく思いつく原因としては、花粉。
秋に飛散ピークを迎えるのが
ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどですが、
一年中通して飛散しているのが
カモガヤ、ハルガヤなどイネ科の植物です。
また、ダニアレルギーにも注意が必要です。
ダニは夏の間に繁殖したダニは、
9月ごろから死骸となります。
空気が乾燥する秋から
そのダニの死骸や糞が空気中に
舞い上がりやすくなっています。
少なくとも皮膚炎になる原因を
知ること、除去することは
対応できることだと思います。
また、子ども自身の免疫力も
原因の一つです。
秋は低気圧の日が多くなり、
空気中の酸素濃度が低下するので、
身体の不調も出やすくなります。
また、日が暮れるのも早まってきて
なんとなく気分が落ち込むことも多くなります。
そんな原因が考えられるなら、
夏の暑さで体力が消耗しているので
冬に向けて、回復させていくのが
秋の大事な過ごし方になります。
ゆっくり休息をとることや
食欲の秋、読書の秋と言われるように
身体も心も栄養補給してほしい季節です。
不調には必ずその理由があります。
日常生活の中に、改善するべき課題があるはずです。
食事、排泄、睡眠、清潔、
人間関係などいろんな部分を
よく観察してみましょう。
思い当たる部分から改善していく意識を
忘れないでほしいと思います。
長引く慢性的な不調を放っておかないことが
大事です。
今の季節にしっかりと改善して
おくようにしましょう