シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
子どもの運動機能の低下が
下げ止まりになっていると、
昨日お伝えしましたが、
実際には、羽生結弦君や大谷翔平君のように
新記録を出せる子どもたちもいるのは確かですよね。
オリンピック選手は、
過去の成績を塗り替えていて、
人間の運動能力は
一見成長しているように
感じてしまいます。
現代は、運動に関しての研究、
使用される道具なども、
改善が進んでいて、そういった技術の向上も、
結果に影響していると思います。
人間の生き物としての発達には、
ある程度限度があることは
みんな想像できると思います。
けれども、あと数ミリ、数秒という
限界を超える努力を重ねていく事を
生きがいとする子どもはいつの時代にも必ずいるのです。
人は、自然に何かに取り組んでいる中でも
目的を見つけ、今より上手になろう
できるようになりたいという欲求を持ちます。
社会全体が身体を動かさなくても済む
便利な世の中になっても身体を鍛錬して、
運動面で自己成長を果たそうとする人間は
たくさん生まれてくるものです。
運動ではなく、それがアニメやゲーム、
読書など自己成長したい欲求を持つ対象は、
人によって違うものであっても、
健康な人は今よりも成長したいという
欲求を持っているものだと思います。
でも、子どもが興味を持つ対象が、
親の望むものでない時、
親は不安を感じたり、
否定したくなるものです。
そんなことより、こっちの方が
あなたのためになりそうだよって
他に役立ちそうなことを
教えたい気持ちにもなってしまうかもしれません。
そのような時に、
親自身が、その思いを捨てる事ができるか、
子どもが夢中になって取り組んでいる対象を
認めて応援できるかが、
子どもとの関係、親子の成長に影響していくと思います。
子ども自身が見つけて進もうとしていること
一見大人からしたら、くだらないことに見えても
それはその子にとって大事な通過点です。
今どんなに、問題行動や課題を抱えている場合であっても、
人は必ず自分自身を良くしていきたいと行動していると
信じて、寄り添いながら関わっていきたいです。