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こだわりが強い子は時代に選ばれた子?

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。

2歳前後の、いわゆるイヤイヤ期の子どもは
自我が芽生え始めるため、
物事へのこだわりが見られてきます。

『このTシャツじゃないといや!』と
毎日同じシャツしか着たがらない、
玄関のドアは自分で開けるんだと
他の人がやることを許せなかったり
忙しい大人にとっては、
相手をするのが大変な時期です。

優しく、できるだけ思い通りにして
落ち着かせようと頑張っても、
現実はなかなか大変ですよね。


つい、ダメ出ししたり、
こうしなさいって大人の思い通りに
仕向けようとしてしまいます。

こだわりは幼児によくみられますが、
子どもによって個人差が大きく、
強く主張する子もいれば、
すぐに気持ちを切り替えられる子もいます。

私の経験からも、
生まれつきこだわりが強くて、
気持ちを切り替えるのが難しい性質の子は
一定数いると思います。

0歳の頃からその性質を持っていて
行動に表れます。

こうした性質を持つ子の関わりでは、
子どものこだわりと、現実の流れなどに
衝突することが頻回に起こるので
集団生活は難しいし、
対応するにもさらに忍耐や
特別な工夫が必要となることもあります。

集団生活に入ってみて、
初めて子どものそんな性質に
気がつく親御さんもいます。

家庭では、慣れた環境で、
比較的子どもの思い通りになることが
多いので、多少のこだわりがあっても
周りが合わせてしまって
トラブルを解決していますが、
集団生活では、そうはいきません。

初めて集団生活を始めて、
すでにトラブルばかりという子も
いるかもしれませんね。

そんな子は、集団での様子を
見させてもらいましょう。
先生から、
詳しく話を聞かせてもらいましょう。

一般的な保育園、幼稚園には
時間の流れが決まっていて、
それに沿って動けない場合は
協調性のない子、わがままな子と
見えてしまいがちです。

日常で大人から注意されたり、
自分の思ったことができず
不完全燃焼で終了させられたり、
やらせてもらえなかったり、
やりたくないことをさせられたりが
多くなってしまうのです。



でも、その行動は子どもが生まれ持った性質です。
子どもが悪いわけではありません。

環境がその子に合わないから
問題として見えているだけです。

この乳幼児期に、自分自身を
否定、静止、叱責を受けることが
多くなる環境は
子どもの自己肯定感を奪っていきます。

周りの人は
自分を受け入れてくれない人ばかり、
わかってくれない人ばかりだと
毎日心に刷り込んでいるようなものです。

そんな子は、潜在意識の中に
人間不信、孤独感、自己嫌悪感など
ネガティブな感情が埋め込まれ
本当の自分を表すことに
怖さを感じてしまいます。

逆に周囲への抵抗感を
強めてしまう子もいます。

子どもの心が安心感を感じ、
周囲に愛されている、理解されていると
実感できるまでは、
子どもはいろんな形で
大人を確認する行動を取ります。

難解なこともあるでしょうが、
大人は子どもより経験があります。
学ぶ方法を知っています。

子どもが、何にこだわっているのか
どうしたいのかは
察することができます。

少し落ち着いて、
子どものこだわりを眺めることができると
こうしたいんだね、
こう思っているんだねと
子どもの思いを受け入れることが
できるようになります。

乳幼児期は、自分の思いのまま
生きていくことができる
人間としての宝の時間。

他人のことや、社会のルールを
気にしないで楽しめる夢のような
一生のうちの数年間です。

思う存分、夢の中で自由に
過ごして、楽しませてあげたいものです。

いやでも、学童期になれば
集団社会に飲み込まれていかざるを得ません。

こだわりの強さを、
子どものエネルギーの強さと捉え、
自分の意志をはっきり持って
表現できる、自己主張ができると
その子の「強み」だと捉えてあげたいです。

これからの時代は、
そんな力を育てていこうとさえしています。

こだわりがあって、
自己主張の強い子は新しい時代に
選ばれた子どもかもしれません。


大人はまず、子どものこだわりを
否定しない、拒否しないと
決めてください。

そして、子どもの意思表示を
一度受け止めてあげられる方法を
考えてあげてほしいと思います。

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