コミナスブログ 支援者の心構え

子どもの一番でなくても大丈夫

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。



家庭内で、子どもの世話をするのは、

主に母親だという場合が多いと思います。


母と子は強い愛着関係であることが、

育児にとっては重要だというような

考えがどこかにあると思います。


子どものすべてを知っていないといけない、

知っているべきといったプレッシャーを

時々感じる事があるかもしれません。


確かに、お世話をいっぱいしている人ですから、

子どものことを見る機会が多いため

よく知っていると思い込んでしまいます。


そんな、毎日育児に取り組んでいるお母さんから

『おばあちゃんとだと、この子は楽しそうに遊ぶのに、

私だと嫌だっていうんです。』

なんて、がっかりして寂しそうに相談されることがあります。



自分が一番子どものことを理解しているはずなのに、

子どもは自分よりもおばあちゃんが好きみたいだということを

おもしろく感じていない様子です。


多くの人は、子どもはみんなお母さんのことが

当然好きであるはずだと思ってしまいがちです。


でも、母と子であっても、

人間関係はそう簡単には行きません。

子どもはまだ、保護されないと

生きてはいけない立場ですから、

世話をする人は絶対に必要ですし、

安心した環境で保護されることは重要です。


けれども、たくさん世話をしているからと言って、

子どもがその人に強い愛着を感じるかということは

別問題です。



残念ですが、生まれた時からずっと母親が育児をしていても、

1.2割の赤ちゃんは母親以外の他人を愛着の対象として

選ぶことが報告されています。


自分よりも、父親や祖父母、保育園の先生などを

選び取ってしまう状況を見て、

『どうして、自分ではないの?』

『たいして、世話もしていない夫の方を選ぶの?』

そんな風に、心を痛めたり、嫉妬心から、

夫婦関係までぎくしゃくしてしまうというケースがあります。



愛情をかけた分だけ、子どもから認められるべきという

思い込みがあって、認めてもらえないと

嫌な感情が湧いてしまうのです。


この気持ちを自分で立て直すことができない場合、

その原因を子どもや相手を攻撃してしまう、

逃避してしまう、迎合してしまうといった形で、

周りをコントロールして

解消しようとしてしまう人もいます。


自分を振り返ってみてください。

困ったときに、一番そばにいてほしい人は、

誰でしょうか?



小さいころは、近所のおじさんだったり、

近所の友達が一番安心できたという経験が

あるのではないでしょうか?


もしかしたら、孤独が一番だったという人も

いるかもしれません。


大人になってからも、

夫、友人の〇〇さん、だったり、

困りごとの内容によっても変わるかもしれませんよね。


その相手は、いつでも自分に気遣ってくれて、

世話をしてくれていた人だとは限りませんよね。


母親とは気づいた時から

反りが合わないという人もいるでしょう。


子どもも、同じです。



残念に思うかもしれませんが、

子どもには、子どもなりの感性があって、

心を許せる、愛着を持てる相手というのは必ずしも

母親に限らないと知っておきましょう。


4,5歳児くらいになると、

一番好きな人が、お母さんでない子どもが

増えてきます。


社会性が広がって、自分が愛着を感じる相手も

広がっていきます。


子どもに必要なのは、

本当に大事な人と巡り合えることだと思います。


子どもが、どのように感じるのかは、

母親でもコントロールできません。



子どもが、『今は他の人がいい』と

言っているのですから、

『あ~手が空いて助かった』と考えたら

楽になりませんか?


子どもにとって、一番が母親でなくても

良くある当り前なことで、大丈夫なんです。


母と子は、お互いが生きている以上

人間関係の一番近くにいる存在です。


でも、同じ人生を生きるわけではありませんよね。

他人である以上、離れる時もあれば、

近づくこともあります。

相性が合わない場合もあるわけです。


それでも子どもが、あなたを必要とするときも

長い人生の中で、何回かはあると思います。


子どもに嫌われたから、

違う人を好きと言っているからと

その場だけで一喜一憂しないでくださいね。


あなたは、子どもの為だけに

生きているのではありません。


あなたの人生を生きていることが

一番大事なことです。

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