コミナスブログ

若い頃に出会った本

投稿日:

コミュニティーナースの石鍋てるみです。

今日は風が強くて
外出が大変そうです。

本田健さんのハッピーライティングマラソン

今週のお題は
「あなたが20代に読んで、感動した本はなんですか?」です。

20代は、さくらももこさんのエッセイや
渡辺淳一さんの本などちょっと読みやすい作品を
読むことが多かったと思います。

医療現場で働いていたので
柳田邦夫さんの、『ガン回廊の朝』
山崎豊子さんの『白い巨塔』などの
医療現場の作品も読んでいたと思います。


そんな中で影響を受けたのは
近藤 誠先生の
『患者よ、がんと戦うな』かもしれません。


まさに、がん治療最前線というような
医療現場で毎日働いていて
自分の仕事の意味とか価値観というものに
迷いを持っていた時期に
この本と出会いました。

看護師という職業は医師と違って
病気を治す、除外するという側面に
集中できる仕事ではありません。

治療することで
病気は無くなっても
生活の質が低下してしまう方もいれば
家族関係が悪化する方もいます。

治療が全く功を奏しなかった方に
看護師として何ができるのか。


本当の意味で、患者の身になって
その人の人生に
向き合えているのか
ものすごく悩んで
仕事をしていた時期がありました。

そんな時、この本が話題になっていました。

『がんと戦うな』

この言葉を聞いた時
そんな考え方もあるし
人の選択肢に当然あるべき答えだという感覚が
起きたことを思い出します。

がんという病気、症状に対しての
向き合い方は、
人それぞれあっていいと思えました。


内容的に賛否両論起きた本ではありましたが
私に中の思い込み一つが消えたことで
視野が広がった気がします。

そのうち、私の興味は
治療の現場よりも
メンタルの面に目がいくようになり
ターミナルケアだったり、
発達心理学などに勉強内容が広がっていった
きっかけになったと思っています。

それにしても、20代
もっとたくさん本を読めたはずだったのにと
後悔してしまいます。

もっと出会う本が増えていたら
人生がどんなふうに変わっていたのか気になります。

でも、こればかりは
出会うべき時に出会うようになっているとしか言えません。

その時々の私にフィットする本というのは
その前でも、その後に出会ったとしても
影響されたかどうかわからないと感じています。

自分にとってとても役立った本だからといって
子どもに勧めてみても
少しもその重要性が伝わらないのが
その証拠です。

ジレンマを感じるけれど
それは仕方ないことだと諦めて見守っています。


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