コミナスブログ

孤独死を減らすためにできること

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石鍋てるみです。

先日、包括支援センター主催の
会議に参加した時の話です。

同じグループの民生委員さんから
この暑さの中で孤独死した方が
担当地域で2名いましたとか
コロナ前に実施していた
食事作りのサロン活動がなくなって
引きこもりがちになってしまった
男性がいるという話を伺いました。


私は、地域の見守り隊としてのメンバーに
登録させていただいてますが
ご近所にそのような方がいらっしゃるという情報が
得られていません。

コミュニティナースとして活動したかったのは
地域に孤立者をなくしたいという思いがあってのこと。

もしも知っていたら
民生委員さんが安否確認できなかった土日に
伺うことができたかもしれないし
奥さんを亡くしてから
引きこもりがちになった男性に
声をかけることもできたかもしれません。

個人情報保護法がネックにはなりますが
本来は自然とそういったことがわかるくらいに
人とのつながりがある地域であることが
理想ではあります。

今回の会議のテーマとしては
地域で行われているサロン活動等の紹介と
活性化に向けて何が必要かということを
話し合いましたが
どのグループでも課題に上がったのは
そもそも、そういうところに出てこない方々に
支援をつなげていく手立てでした。

サロンなど、多くの拠点ができたとしても
参加するのは同じ方々だったりします。

そのような場所を好まない人も
いるわけです。

孤独死された方も
何度も民生委員さんやヘルパーさんが
外出を勧めても拒否され
一人で暮らしていた方のようですが
この夏、数回熱中症で
救急車騒ぎを起こしたにも関わらず
外部には援助を求めずにいた方だそうです。

孤独死という問題は
今後どんどん増えてくる課題でしょう。

おひとり様が増えている現代では
自分の責任で死んだ後の始末までを
きちんと考えていかなくては
いけないということです。

それは、家族がいる人も同じですが
少なくても、独り身の人は若くても
人に迷惑をかけたくないなら
死んだ姿を早く見つけてもらうという仕組みだけは
作って置く必要があると思います。

そのためには、どうしても他人に
自分の存在を知っておいてもらう必要があります。

地域のコミュニティに参加することや
ご近所の人と毎日顔を合わせるといった
日常のルーティンを作るとか
頻繁に連絡を取り合う友達を作るとか
本来は、実際に人と関わることを
仕組み化できれば理想的だと思います。

でも、それができない人はどうするか。

安否確認サービスの利用?
新聞をとる?
SNSの発信を毎日して、
滞りに誰か気づいてもらうとか?
何か一つでも、自分が亡くなったことに
気づいてもらえる方法を
考えておかないと
本当に迷惑をかけてしまいます。


私は、半分冗談、半分本気で
親や夫が周りからいなくなって
一人になったら
友達とシェアハウスでもして
暮らそうよって話すことがあります。

趣味で知り合った仲間たちと
よくその話をするのですが
施設に入るのもお金がかかるし
自由が効かないだろうから
自分たちの持っている資産を持ち寄って
一緒に支え合いながら生きていこうよって
夢を語っています。

料理が好きな人、掃除が好きな人
稼げる人など自由に自分の役割を決めて
「本当にそうなったら楽しいよね〜」
「誰か死んだら、また新しい若い人に
入れ替えたりしてね〜」
「どんどん続いていけば死ぬ時も安心だね〜」
なんて今はお気楽に話しています。

でも、これって本当にそうしないと
安心して生きていけない
世の中になるんじゃないかなって
感じています。

このままでは老老介護に
ならざるを得ないでしょう。



介護してもらおうなんて考えていたら
施設も入れない
介護士、ヘルパーさんも少なく
サービスも受けられないということも
考えられます。

できるだけ、自助努力で
老後の生活を賄える工夫をしておくことは
これからはもっと大事になると思います。

健康寿命を伸ばすこと。
仲間との繋がりを大切にすること。
これが私人生の後半に心がけたいことです。

「てるちゃん、今日来ないね〜、なんかあったか?」って
誰か一人でも様子を伺ってくれる人ができたら
安心です。

『生き様が死に様』

孤独死で誰にも発見されずに
死んだ後にも迷惑者になるのか
多くの人の笑顔に囲まれながら死ねるのかは
自分の生き方次第で
他人には変えることができない問題です。

今の私にできることは
少なくとも、多くの人が
孤独死しなくて済むお手伝いが
できたらいいなと思って
活動したいと思っています。

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