シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
保育園に子供を預けているお母さんが、
なかなか帰ろうとしない子どもに
困っている様子を見ることがあります。
1時間近くも、子どもの気持ちを汲んで
頑張って納得するまで付き合っている
お母さんもいます。
子どもの意思を尊重して、
子どもが納得するまで付き合って頑張る姿には
共感できるのですが、結局待ちきれなくなり、
叱ったり、『もうお母さんは帰るよ！』と脅して、
最後子どもは泣いて帰るという残念な結果になることも・・・。
このような、子どもは、
お母さんとやりたい事や、やってほしいことを
たくさん持っている場合があります。
お母さんとの遊びや添い寝、
かかわりが足りていない子供の場合、
なかなか離れられないものなのです。
だったら、早くお家に帰って
お母さんと2人の時間を過ごしたいだろうと思いますが、
帰ってしまうとお母さんの忙しさがはじまり、
遊べないこともわかっているのです。
お家に帰れば、お母さんと楽しく遊べる、
安心できるとわかれば、
だんだんと帰りたがらないという時間は
短くなると思います。
お仕事を持つお母さんは、
帰宅してからは家事が待っていて、
忙しいものです。
この時期の育児中の私も、帰ったら、
お風呂の用意、夕飯の支度
洗濯物をたたんだり、保育園からの汚れ物を洗ったり…
やることがいっぱいで、
それを子どもの寝かしつけまでの数時間でこなそうとするので、
子どもと遊ぶ余裕がなかった時期がありました。
そんな時、余計なトラブルをおこしたり
家事をする私の周りで邪魔な事をしたりという
タイプの子どもがいることに気がついたのです。
いわゆる、かまってちゃんタイプ。
そこで、帰宅したら、まず数十分は、
その子ども中心に遊ぶ時間をとりました。
絵本を膝の上で見たり、首の周りにまとわりついてくるので
くすぐりっこして、じゃれあったり・・・。
それが済むと、いつの間にか
自分で今度は遊び始められることができました。
5人兄弟でも、これを明らかに必要としたのは2人くらい。
それでも、他の子どもにも、この時間は必要だったと思います。
子どもが小さい時は、家事は手抜きであっても、
まずは子どもの要求に応じてあげる時間をとることが先決です。
今、コロナウイルス感染症対策も大切な時期ですので、
帰ったらすぐにお風呂に直行して
リラックスしてしまうのもおすすめです。
お風呂はスキンシップの場として、
遊んだりお話ししたりする時間として使うと、
子どもの情緒は落ち着いて良い状態になります。
ウイルスもきれいに流されて、さっぱりするし一石二鳥です。（╹◡╹）
どんなに、子供の意見を尊重することは大事だとわかっても、
親の都合もありますし、
付き合いきれなくなってイライラすることもありますよね。
ここが、本当の堪えどころ。
最後に親が切れてしまったら、
それまでの努力は意味のないものになってしまいます。
叱らず、切れずに淡々と、
時には、お母さんの都合に合わせて
子どもが嫌がっても強行してしまう事も時には必要です。
そんな時、子どもには、
『協力してくれてお母さんは助かったよ。ありがとう。』と、
子どもが、頑張ってくれたことに感謝してみます。
子どもは、自分の気持ちのコントロールする力が未熟なので、
要求が叶わないと、混乱してしまう事も多いですが、
どんな子もお母さんの役に立ちたいと思っています。
子どもの泣いたり、駄々をこねる行動を責めずに、
そうやってでも、我慢できたことを認めて、
お母さんは助かった、うれしかったという
事を伝えていくことで、子どもの心に
我慢すること感情をコントロールすることで
良い結果が生まれた事を経験し、
その必要性を身につけることができます。
そのあと、お母さんも子どもの要求に
きちんと応じるといったことで、
お互いの要求にバランスよく応じ合いながら、
信頼関係を作って行くことが必要です。
子育て中は、お母さんの我慢する場面も多いものですから、
イライラするのは当然のこと。
ご主人や、お友達に話したり、
何か自分で解消法を考えておきましょう。
子どもには、絶対にイライラをぶつけてはおしまいです。
最後どのように、始末するかによって、
子どもとの関係性は良くも悪くもなります。
大変だけど、意識してみてくださいね。
