石鍋てるみです。
毎日、育児や介護で忙しい人は
一度、一人時間がどのくらいあるか
観察してみてください。
一人時間というのは
本当に誰もいないところで
他の人のために何かをしていない時間です。
私は、子どもが小さい時には
全く摂っていませんでした。
いつも何かをしてるし
誰かがそばにいる状態で
本当に一人になるのは
寝てる時間だけでした。
その時は、目の前にある用事を
こなしていくだけで
今振り返ると、人のために
自分の時間を使っているだけでした。
それが、当たり前だったので
不都合に感じたことはなかったのですが
最初に違和感を感じたのは
最初に産休に入った時です。
いきなり、通勤時間と仕事に費やす時間がなくなって
数日間はホッとしてのんびりしようと
思っていました。
この時、この時間をどうやって使おうかと
改めてゆっくり考える時間を
持つ機会になりました。
昼間、主人もいない
自分一人だけの時間で
好きなように時間が使える経験を
久しぶりに味わった感覚でした。
たまっていた家事を片付けたいといった
いつもの、用事の延長のやることリストばかりが
最初のうちは浮かんでいました。
そのうち、自分の内面について
考える時間へ移っていきました。
このまま、仕事を続けていくのか
自分はこの先何をやっていきたいのか
そういったことを、
ゆっくり考えるようになりました。
この時一人時間を経験してからは
どんなに忙しい時でも
毎日は無理でも、週に1時間は
家族からも離れて
時間を意識して摂るようにしてきました。
この時間を摂ってきたことで
多分、育児、介護も
仕事にも振り回されずに
マイペースで取り組んでこれたと思っています。
一人でいることが苦手
いつも、誰かが一緒にいないと寂しい
不安になるという人も私の知り合いにいます。
でも、そういう人ほど
一度、孤独になってみることを
経験して欲しいと思います。
自分と向き合う時間を確保することは
自分に一番優しくする時間だと思います。
自分が何を怖いと感じているのか
不安だと思っているのかを
しっかり感じ取ってあげると
本当にそれを癒す方法が見つかります。
ボ〜ッと一人でいる時間を
意識して作ってみてください。
それを無駄と感じてしまう人は
あえて、スケジュール帳に
一人になる時間という予定を
入れてみましょう。
タスクとして組み込むことで
一人時間がスケジュール化されることで
罪悪感が消えます。
忙しい毎日を過ごしている人ほど
そこまでしてでも、最重要事項として
生活に組み込む必要がある時間です。