コミナスブログ 支援者の心構え

自己肯定感を高めるために親ができること

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石鍋てるみです。

子どもが転んで泣いてる時
悔しくて泣いてる時
「痛くない、痛くない、」
「ほら、泣かないで、強い子でしょ」
「いつまでも泣いてないの!」
「すごいね、お兄さんだから
もう泣き止んで頑張れるね」
なんて言ってしまった経験はありませんか?


励ましたり、元気づけようとしたり
気分の切り替えができる強い子に
なってほしいと思ったりして
つい、子どもに泣くことを我慢することや
早く泣き止む方に
誘導してしまいたくなります。

このような言葉をかけられた子どもは
泣くことはいけないこと
泣いている自分はダメな子だという
意識が刷り込まれてしまいます。



痛くて泣いてしまいたくなった感情、
悔しいと感じた感情を
受け入れられなかったことで
そう感じた自分がまるでいけないと
言われているように感じてしまうのです。

子どもの頃は特に感受性が豊かです。

自分の感情を打ち消されて
しまったような声掛け
なかったことのように
あしらわれてしまう声かけが続くと、
ネガティブな感情を持つ自分は
いけない人間なんだと
その感情を持つ自分を
押し殺してしまうようになります。

自分の感情を自分で否定してしまうのです。

こんなふうに感じてしまう自分はダメなんだと
自分をジャッジしてしまう経験が増えるほど
自分のことが好きになれなくなります。

これが、自己肯定感の低さに繋がります。


人間は誰もが嫌な感情を持ち合わせるものです。
悲しい気持ち、悔しい気持ち
他人を否定したくなる気持ちなど
嫌な感情があって当然なのです。

その度に、自分がダメなやつだ
そう思ってはいけないと
自分を見つめる自分が
自分をジャッジしてしまう現象が
起きてしまうことは
とても辛いことです。

自分にとって一番親密で重要な人間関係となる
自分との関係が、
自分を否定する存在になってしまうのですから
自分らしく楽しく生きられるはずがありません。

子どもには自分らしく
楽しい人生を歩んでほしいですよね。


親であるあなたには
どうか、子どもが痛くて泣いている時
悔しくて泣いてる時には
「痛かったね」「悔しかったね」と
寄り添って一緒にその感情、想いを
言葉にして返してあげてほしいと思います。

子どもは、自分に起こった感情を
そのまま、認めてもらえただけで
そう感じている自分をそのまま
受け入れてもらえたと思えるのです。

そのままの自分でも
受け入れてもらえたという経験が
増えていくことで
弱い自分でもいいんだという
自分の存在自体を自分で受け入れられるように
なります。

これが、自己肯定感を育むことに
繋がってくるのです。

子どもの自己肯定感を高めるために
難しいことは必要ありません。

よくできたこと、
いい結果が得られたことを
いくら褒めても、認めても
自己肯定感は高まることはありません。

子どもが感じていること、経験したことを
「そうなんだね」「そう感じたんだね」
「わかるよ」って寄り添い聞いてあげれば
それだけで、子どもは自分を大切にできるように
なってくると思います。

余計な指導、躾、教育は
後から学んでいくものです。

でも、私たち親は
そっちを教えてあげたくなってしまいます。

子どもの感情をそのまま鏡に映すようにして
子どもに返してあげるだけなのに
これがなかなかできない。

親の方の持つ鏡が屈折しているために
変なふうに返されてしまうことが多いものです。

まずは、子どもの感情を
そのまま寄り添い、
そのまま返してあげる練習から
チャレンジしてみてください。



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