石鍋てるみです。
子どもに関わる仕事をしていると
当然子どものことだけでなく
保護者の方、特にお母さんとの関係が
深まってきます。
子どものことについての悩みばかりでなく、
夫婦の問題、仕事の問題
姑舅との問題など
雑談の中で本当の悩みが
出てくることがあります。
感覚的に、子どもの悩みと言いながら
その奥底では、こういった他の問題が
根底にあるケースって多いと感じます。
夫婦関係のギクシャクを
子どもの問題に目を向けることで
夫婦の問題から目を背ける
口実になっているようなケースです。
育児をしない夫に対しての苛立ちを
仕事や家事をさらに忙しく詰め込むことで
遠回りに夫へ当てつけてしまったり。
夫の方も、実は妻のそんな苛立ちに
気がついているのに
その問題に触れないように、
仕事や残業、仕事の付き合い
スキルアップなどに逃げてしまう。
本当の問題に向き合うことが
怖い、恥ずかしい、自己嫌悪
といったいろんな気持ちがあって
できないことって多いのではないかと思います。
先日、こんな気持ちが描かれた映画を観ました。
『犬は食わねどチャーリーは笑う』です。
今Amazonプライムビデオで見放題で配信されています。
題名だけでは、何の映画かな?って
思ったのですが、
見始めたら、結構内容が良かったので
夫婦にすれ違いを感じているとか
結婚って何なのかって疑問を感じ始めている人に
ぜひ観て欲しいなと思いました。
私も、これまでいろんな家族の悩みは抱えてきて
まだまだ、解決できない心の蟠りが
たくさんある中で生活していますから、
この映画はとても大事なものを思い出させてくれる
いい作品だったと思います。
夫婦だからと言う関係性でなくて
お互いが個人であって
相手と向き合ってきたのかと言うことを
考えさせられました。
私は、逃げてばかりだったので
いや、今でも逃げているので
深い部分でこの主人公の気持ちが
よく理解できました。
ちょっと自分から変わってみようかなっていう
優しい気持ちになることができる映画でした。
怖がらずに、素直に向き合う勇気を持つこと。
私のように難しい人もいるかもしれませんが
チャレンジできたらいいなと思います。