石鍋てるみです。
スーパーに買い物に行ったら
七草粥のセットが売っていました。
春の七草。
「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・
ホトケノザ・スズナ・スズシロ」
この7種が入った「七草粥」を食べると
邪気を払い万病を除くと古くから
言い伝えられてきた風習があります。
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昔の人は、こういった草も
貴重な野菜として食していたでしょうし、
道端に草が芽吹いてくるのを見ては
春の訪れに感謝する気持ちも
たくさんあったんだろうなと想像します。
季節の移り変わりを
草の芽一つで感じるような
五感の鋭さが昔の人にはあったことを感じます。
パックに入って売られていないと
実際の七草がどれなのか
わからなくなってしまっていたり
道端の草を食べるなんて
怖くてできないという感覚を
持ってしまった人も多いのが
現代かもしれません。
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これは、食べても大丈夫とか
危険だとかを言い伝えながら
伝承してきたことも
もう途切れてしまう感じがしています。
田舎暮らしだった
私でさえも、食べても大丈夫な草は
いくつか知ってはいますが、
それを子どもと一緒に摘みに行ったり
教えたりしたことは数少ないです。
もしも、サバイバル生活に陥ってしまったとしたら
自力で食べ物を調達できるのか?
現代人はそんな危機に直面しないと
自然のありがたさを実感できないかもしれません。
なんか、生活の中に自然が感じられなくなったのは
幸せを感じる機会を減らしてしまっている気がして
とても残念に思えてきます。
田舎暮らしは不便だけど、
友達と山の中で遊んだこと
木の実を食べながら下校したことなど
私の思い出の中にはそんな光景が
いつも残っています。
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思い返せばその感覚が
自分を元気にしてくれていたと
感じる出来事がありました。
子どもたちにも
いっぱい自然と一緒に遊ぶ経験や
他の命を感じる経験をたくさんしてほしいと思っています。
今日は、七草粥で
食べられる草を娘と味わいたいと思います。