石鍋てるみです。
うちに子犬を迎えてから、
2週間経ちました。
生後2ヶ月ですから、
まだトイレトレーニングや
家族や家の中の物音など
ゆっくり環境に慣らすことに
費やしてきました。
食事をちゃんとあげること
そして、一緒に遊んであげること
嫌なこと、怖がることをしないこと
そんなふうに、この人間と一緒に暮らす世界が
安心できることをしっかり覚えてもらっています。
ワクチンが終わるまでは
外を散歩させることは
病気の感染の可能性も高いので
やってはいけないと言われています。
生まれてすぐの犬は
怖いという感情よりも好奇心の方が
まさってるようですが、
4ヶ月目以降は恐怖心、警戒心の方が
上回ってくる時期に入ってしまうそうです。
ですから、外にいきなり散歩に出すことで
怖くなって吠えてしまうとか
噛みついてしまうとか
歩くこともできないという状況に
なってしまう犬もいるそうです。
犬の社会性を育てるのに適した時期は、
好奇心が高まってる時期で
この間に社会のいろんな状況に
慣らしておく必要があります。
ですから、外での散歩開始前に
まずは、飼い主が抱っこしたりして
散歩に出ておくことが勧められています。
ドッグトレーナーの話では、
生後4ヶ月までの間に、
100人の人m100等の犬と会いましょう
というようなこともあるようです。
人も男女問わず子どもから、お年寄りまで、
いろんな人に会うことだったり、
犬も散歩中の犬に挨拶したりして
慣らしていきます。
でも、注意が必要なのは、
怖くないよ、大丈夫だよって
教えていきたいわけですから、
いい感情で終わる経験が大事になります。
触られるのが嫌いな犬の場合
やたら触ってくる人からは
守ってあげないといけません。
触られるのを慣らそうとするのではなくて、
あくまでもこの世界が安心だと伝えたい時期ですから
嫌な試練はまだ必要ありません。
飼い主に抱かれて、安心できる状態で
外の様子を見て回ることで
社会性の土台を育てることはできます。
人間の子どもも一緒です。
社会性を育むというと
人と上手にコミュニケーションがとれるとか
仲良くできるとか、空気を読んで行動できるとか
ルールを守って行動できるとか
考えがちですけれど、
一番大事なのは、
この社会が自分の安心できる場所だと
心の奥に染み込ませておくことが
土台になっています。
人を好きになって、
自分は誰からも大切にされる存在だと
感じることが大事です。
親はもちろんのこと、なるべく多くの人から
愛される経験は、暖かさをその場の空気感、
肌で感じるものです。
何もわからないような未熟な赤ちゃんほど
そのセンサーは敏感です。
人の場合は、警戒心、恐怖心が上回るのは
人見知りが始まる頃でしょう。
この時期より前に、
一番信頼できる人に抱かれ守られながら、
たくさんの人と接して、声をかけてもらい
可愛いねって言ってもらう経験が必要です。
犬が100人なら、それ以上必要かもしれませんね。
車の音、飛行機の音
太陽の光、風の音、人の話し声
犬の鳴き声、ドライヤー、掃除機など、
いろんなものが見えたり、聞こえたりして
初めはドキドキしていても
これらは『なんでもない、大丈夫』って
記憶していくことで、
心の冷静さ、平常心でいられるようになります。
外の風、光、自然音から感じさせてください。
なるべく静かな時間、場所から始める方が安心です。
夜の虫の声なんていいですよね。
嫌な印象を与えると、
外が怖くて嫌いになってしまいます。
少しづつ慣らすようにしていきましょう。
視覚からの刺激は、少なくて大丈夫です。
子どもが、注意を向け見ようとした行動が起きた時
親が気づいて見せてあげるのが
ちょうどいいと思います。
ママと向き合っていることで、
不安なことがあっても
ママが笑顔を向けてくれているのが見えることで
その状況が大丈夫なものだと合わせて
脳にインプットしていけます。
日常のよくあるものには
この時期に慣れさせてしまう方が
次の恐怖感を感じるものを減らすこともでき、
克服できる力も練習できているので
比較的落ち着いて過ごせる子になります。
コロナ禍でどうしても人との交流が
少なかった子もいるでしょう。
それでも、これからでも間に合います。
できるだけ、多くの人と触れ合うこと
それが子どもにとって楽しい経験であることを意識して
そういう機会を作ってあげてほしいと思います。
公園に行ったら、自分の子どもと
いつも決まったお友達だけで遊ばせないで、
年齢の違う子や、おばあちゃんなどとも
会話してみるようにしてみてください。
子どもはママのその様子を見ているだけで
人と交流することに安心感を持てます。
こうやって、社会性の育みはスタートします。
うちの子犬、[アルバ]も今日から
抱っこで少し外に出てみることを始めました。
まだ、玄関を出たところで
身体を震わせてしまいます.
まずは、なるべく静かな場所を選んで
出かけてみます。