シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
昨日は時折小雨が降る中でしたが、
地域で企画されていた、
[六町おやこdeさんぽ:まちのすみっこ探検]に
参加してきました。
乳幼児の親子を対象に、
地域の身近な場所で自然を見つけてみようという企画。
今回参加できた親子は少なかったのですが、
NPO法人マザーツリー自然学校の
中安さん(通称ぽぽさん)に一緒に
道端にある雑草に注目して予定通り
さんぽに出かけました。
何気なく通り過ぎている
道路のすみっこ、バス停の角
いろんなところにかわいい花をつけた
雑草がたくさんありました。
ツユクサ、ヨモギ
ネコジャラシ、コニシキソウ
ドクダミ、ヤブハラシ、
アカバナユウゲショウ・・・
たくさんの名前が出てきます。
セイタカアワダチソウは、
草木染に使うと黄色になるとか
知らないことばかりでした。
葉っぱが、とてもいい匂いだったり
臭かったりというのも
実際に手にとって、嗅いでみないと
気づかない感覚です。
大人のわたしが、こういったことを知らず
身近な自然を感じるという感性や、
その大切さを理解していなければ、
当然子どもに伝えることはできないわけです。
赤ちゃんと一緒にさんぽしたお母さんは、
草花を眺めることはしていたけれど、
触らせたり、匂いを嗅がせたりしたことは
なかったといって、今度から、そういう経験を増やしたいと
感想を話してくれました。
苔が絨毯のようにふかふかなことや、
ふわふわした、タネが飛んでいくところや
虫が葉っぱの裏にくっついているところなんかを
ゆっくりと観察し、感じる時間を持つだけで
都会の中でも自然の中の中に
ワープできる経験ができて、とても癒されることが
実感できました。
きっと、このお母さんも
そんなことを実感できたのだと思います。
乳幼児期は、脳を育む重要な時期です。
この期間に、こういった五感に
たくさんの刺激を受けて
経験を重ねることで、
いろんな身体のネットワークが育っていきます。
まず、大人が自然の中で自分が
生かされているということに興味を持って、
自然の中で癒され、楽しむ心を
忘れないでいてほしいと思います。
それが、子どもの心を育むことに
繋がっていくと思います。