シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
忙しい時に限って、
着替えたばかりの
洋服を汚してしまったり、
子どもが失敗をする時って
あるものですよね。
今すぐ家を出ないと
間に合わない時に限って
まだ、出かける準備をしてなかったとか
結構、イラッとする瞬間が
日常に起こっていると思います。
『何やってんの!』
『いつも気をつけなさいって、言ってるでしょ!』
『余計なことしてくれるんだから!』
こんな風に、子どもの失敗を
咄嗟に攻めてしまう言葉が
出てしまうことがあります。
私も、何度イラついたことか・・・。
乳幼児期の子どもは、
失敗の経験をすることで
学んでいく時期です。
失敗を実際に体験することで
自立する方法を獲得していきます。
ですから、子どもの失敗の数だけ
その子の学びの機会は増えているということです。
そうは言っても、
大人にそれを許せる余裕がないと
受け入れ難いですよね。
ここが、育児中の大人の
忍耐力の見せ所です。
失敗したことを、攻めても
すでに起こったことは
取り返しはつきません。
ここは、攻めたい気持ちをグッと抑えて、
絶対に子どもの失敗を責めないと
決めましょう。
一瞬、イラッとしても、
大きく深呼吸して数を数えます。
[6秒ルール] とアンガーマネジメントでは
いわれていますが、
感情をコントロールするための
テクニックの一つです。
このテクニックは育児中は
必ず必要になるものだと思います。
親が感情に反射的に反応せず
気づいてコントロールすることが
子どもの成長のためには必要な力だからです。
失敗したことを客観視する
冷静さを持つことで
今度は、どうしたらそれを
解決できるのかを
子どもと一緒に考えることができます。
子どもを責めながら、
親がさっさと自分本位に
失敗を解決してしまったのでは
子どもの失敗は失敗したという事実だけで
終わってしまいます。
仮に、まだ、親が未熟で
感情をコントロールできずに
子どもの失敗を責めてしまったとしても、
そんな自分に速やかに
気がつくことが出来れば大丈夫です。
子どもが飲み物をこぼし、
洋服を汚してしまった場面で
『もう!何やってんの!』って
言ってしまっても、
『じゃあ、一緒に拭こうね。
新しい洋服に着替えるよ』
などと、後始末を一緒に教えていく
行動ができればOKです。
子どもは失敗しても
どうやって解決すればいいのか
学べるので、
同じようなことがあったときに
自分で始末できるスキルを持つことが
できるのです。
大人から見ると、
何度も同じ失敗をしているように見えますが
これも、学びの途中のこと。
その都度、少しづつ経験を重ね
自分に自信をつけている段階です。
その失敗に付き合ってあげてください。
解決を自分でしやすくするように
始末に使う道具や着替えなどを、
子どもがすぐに使えるように
設置するなど
環境を作ることで、子どもは自分でできるし
親の負担を軽減させることができます。
とにかく、乳幼児期の失敗から学ぶ時期に
失敗させることは大事です。
この時期の子どもは
失敗を恐れません。
乳幼児期は、なんでも興味を持って
チャレンジするので
失敗を楽しむ余裕を持って
育児をしていけたら、
本当に楽しい時期です。