シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
昨夜は東京は大雨でしたね。
おかげで、今朝は空気がしっとりしていて
気持ちがいい朝を迎えられました。
花粉症の人も、
ちょっと過ごしやすいのではないでしょうか?
この朝の一瞬の時間に、
私はとても幸せに感じました。
自分が一番気持ちがいい状態、
体調も良くて、気分も何となくワクワクしているような
そんな状態が誰でも一度は経験しているはず。
毎日、一回はその状態を
感じられているという人もいれば、
人によっては、
それが遠い子どもの頃の記憶になっている人も
いるかもしれません。
誰もが必ずそんな幸せな瞬間を
経験しているものです。
毎朝、朝食を作り、子どもを送り出して、
家事を行い、仕事へ向かう。
帰宅すれば、また家事が待っている。
目先のことに振り回されていると
その自分にとっての気持ちの良い瞬間
ベストな状態の感覚を忘れてしまいます。
そして、いつも先のことを考えがちな人は
明日、明後日、あるいは遠い将来を
心配して生きてしまうし、
いつも、過去を振り返りがちな人は
昨日のこと、もっと前のことに
思いを巡らせ後悔しがちです。
人によって、思考の使い方には
癖ができてしまっています。
今日一日、自分がどんな思考を
しているのか意識してみてください。
気がつくと、朝から夕食の献立を
考えて数十分過ごしていた。
先週上司に言われた一言を
何度も思い出しては、心を痛めている。
そんな瞬間に気がついたら、
自分の気分を良い状態に切り替える
練習をするときです。
自分が一番機嫌がよく、
調子がいい状態を思い出します。
マインドフルネスや瞑想は
近頃ではよく聞かれている方法ですが、
改めて取り組もうとしなくても、
まずできる範囲で自分の機嫌を整える
きっかけをつくりましょう。
少し落ち着いて、大きく深呼吸。
目を瞑れる人は瞑って、
瞑るのが不安な人は、一点をぼーっと見つめて
自分が一番気持ちがよい瞬間を
思い出します。
そうすると、それまで心にあった思考がなくなって
空間が開いたような感じになります。
それまでの思考は
自分が勝手に作っていたものだと気づきます。
それまでの思考を遠くから眺めることができると
気持ちが穏やかになってくるのがわかります。
私は、今朝一番に感じた幸せな状態、
暖かい太陽の光と
庭に花が咲いている様子
雨上がりの土のにおいを思い出して、
心を落ち着かせます。
トイレに行ったとき、
心がざわざわして、いろんなやるべきことが
一気に思考に湧いてきた時に
目を瞑ってこれをやります。
そうすると、機嫌よく
過ごすことができるのです。
どうやったら、自分が機嫌よくいられるかを
いくつか用意しておくと
とてもいいと思います。
不安感が強かったり、
いつまでも嫌だったことを引きずって、
自分をコントロールできなくなる子どもに対しては
思考の癖を切り替える練習は必要です。
親が一緒にご機嫌になる方法を
いくつか考えておくと、
子ども自身が自分を良い状態に
コントロールできる方法を
見つけやすくなります。
音楽を流す、いい匂いを嗅ぐ
何かに触れるなど
子どもが落ち着いて気分良くなれるものを
一緒に探してみましょう。
繰り返し練習することで、
自分を機嫌よくコントロールできるようになります。
まずは、親であるあなたから
練習してみてくださいね。