コミナスブログ 支援者の心構え

【秩序の敏感期】との付き合い方

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。

うちの子はこだわりが強くて困ってしまう。
わがままでいうことをきいてくれない。
イヤイヤ期だから、何でも抵抗して扱いづらい。

2歳前後の子どもに関わるお母さんたちが
育児に手を焼いてしまう理由の
多くがこのようなものが多いです。


この時期は、モンテソーリ教育では
【秩序の敏感期】と言われています。

【秩序の敏感期】 は
「いつもと同じがいい!」という思いが強い
生後6ヶ月〜3歳くらいの時期のことです。

人間の成長過程で
多かれ少なかれ誰もが
このような時期を必要性があって
経験するといわれています。

この世に生まれて、
この世界のことはよく知らないですから、
安心した環境を得るために、
「秩序」=「いつも同じで変わらない安心できるもの」 を
決めることが必要な時期なのです。



子どもによって繊細さが違いますから
その強さや内容には個人差があります。


順序にこだわる子どもは
いつもと同じ順番で身体を洗ってほしい
保育園へいくときは同じ道順がいい
といったことを要求します。

所有にこだわる子どもは
ここはお母さんの座る場所とか
車の座席は自分がこことか
そういったことを気にします。

場所にこだわる子どもは
ミニカーの入れる場所はここ、
着替える場所はここじゃないといや、
という具合です。

いちいち、このようなこだわりに
付き合うことは
大人の都合もありますし、
時間に追われた中では
要求を聞いてあげにくいものです。

それでも、この時期は
これがその子供の成長にとって
とても重要な意味を持つものだと
わかってあげましょう。

こうやって、秩序を理解していくことで、
社会でのルールを理解したり
論理的に思考する力を養って
落ち着いて安心して生活できるようになります。


じっくりと、子どもがその力を修得できれば
このこだわり行動は消えていきます。

許してしまったら、わがままになるんじゃないか
このこだわりの強さは何か問題があるんじゃないかと
心配されることもあるかもしれません。

でも、今はこれが必要な時期なんだなと
理解しておくことで、
子どもへの関わり方に余裕が
持てるようになります。

子どもが癇癪を起こしたり、
不機嫌になったときには、
この秩序の敏感期かもと
考えてみてください。

「あ、いつもと同じがよかったんだね」
「どうしたかったのかな?」と
ワンクッション落ち着いて
関わることができます。

うちの子はわがまま、普通と違うと
悩んでしまうまでに、
成長にとって大事なプロセスで、
だんだんと成長しているんだと
見守ってなるべく付き合ってあげましょう。

もちろん、無理な時もありますから、
その時は、大人の気持ちをわかりやすく
伝えましょう。

事前にいつもと違うことが起こりそうな場面が
想定される場合は、
その事を子どもに伝えておくことで
強い抵抗にならずに済むこともあります。

また、お互いに余裕が持てるように、
スケジュールを詰め込まないことも
この時期はおすすめします。

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