シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
跳び箱を上手に飛べる子や
鉄棒で逆上がりなど簡単にやってしまう子が
クラスの中に数人いました。
算数が得意な子や歌が上手な子もいます。
小さい頃、そんなお友達を見て憧れたり、
自分も同じように上手になりたいと思って、
どうにか、真似してみようと
隠れて練習したりしていました。
先生も、そんな見本となる子がいると、
みんなの前で見本として見せるように促して
発表してもらうこともしていました。
見よう見まねで、繰り返し練習しているうちに
同じようにできるようになったり、
憧れの子と同じような思考になっていたり
するものです。
また、自分が持っている自己イメージを
変換することで、できないことが
できるようになることがあります。
跳び箱なんかはいい例です。
それまで、全員飛べなかった高さを
1人の女の子なんかがクリアすると、
何故か次々に飛べる子が増えてきたりします。
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男の子なんかは、女の子にできたことが
自分にできないはずはないとばかりに
すぐにクリアしてしまいます。
それまでの、心の中の制限が外れ
できないかどうかわからない範囲が
できる範囲に変わったことで
その子の可能性が広がって
不可能だと思っていたことが
可能に変わる瞬間です。
子どもが憧れていると思われる姿を
近くに見つけたら、
『まねっこしてごらん』って
声掛けしてみてください。
そもそも、子どもはまねっこの天才です。
親が制限しなければ、無茶だと思うことでも
真似をしたがるものです。
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時には、自分よりも下の子ができていて、
まだできないこともあるかもしれません。
それも、気づきに繋がります。
その子の様子を見せてみましょう。
子ども自身が真似てみようとか
あの子ができるなら自分も!と
気がつけるような環境を作ってあげてください。
比較して、できない自分をわからせるのではなく
成長のきっかけを作ることが目的なので
『あんな小さい子ができてるのに
なんであなたはできないの?』なんて
言ってはダメですよ。
子どもが自分でこうなりたいと思う姿は
親が思う姿とは違うものです。
運動には全く興味を持たない子もいますし、
勉強にも興味を持たない子もいます。
大人になってからも、成長し続ける人は必ず
自分の理想を叶えている人を
真似ることをしています。
これを【モデリング】といいます。
理想を叶えている人を【モデリング】することで
早く理想の姿にたどり着けます。
人の真似ばかりするのはよくないと
考えている人もいるかもしれませんが、
最短で理想を叶えるにはとても重要なことです。
どんどん、人の良いところは真似をして
自分のものにしていくことは
自己成長には欠かせないでしょう。
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子どもが選んだ自分の理想の姿に向かって
前進できるように、その世界での見本を探して
たくさんまねっこできるように
環境をつくってあげましょう。
一番のまねっこの対象は親だったりします。
話し方、態度何でも真似をしてしまいます。
よい見本を示してあげましょうね。