コミナスブログ 人生について考える

『親ガチャ』という言葉から思う事

更新日:



シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。


最近、ネットやテレビで「親ガチャ」という言葉を

耳にすることがあります。


子ども側からみて、親は選べない状況を、

カプセル玩具の販売機の、

あの【ガチャガチャ】に例えた言葉のようですね。


親による虐待や、育児の力が不足している親もいて

命のすべてを、親任せにしか生きられない

未熟な子どもほど、親がどんな存在かは

大きな賭けのようなものかもしれません。

でも、若者の使う『親ガチャ』には、

もう一つの意味の方が多いように感じます。

親の経済力、教育環境は運で決まり、

自分の将来もそれに左右される。

恵まれない家庭に生まれた場合、

「親ガチャに失敗した」などと

ネガティブな意味で使われる言葉みたいです。


子ども自身が、親次第で自分の人生は

決まってしまうというあきらめや、

嘆きのように聞こえます。


こんな言葉が、出回ってしまう背景には

何があるのでしょう?


若者の人生への諦めなのでしょうか?

親に対しての諦めでしょうか?

この親から、生まれてきたことで、

理想の自分になれないという

欠乏感もあるのでしょうか?


親が問題ということもあるでしょうが、

不満の多くは、違うところにもあると思います。


お金持ちでないと、

医師や弁護士になろうと思っても難しいし、

貧困家庭では子どもの希望する教育も

受けられない日本ではあるでしょう。


今日の食事もない子どももいれば、

全く苦労していない子どももいます。

お金がないことは、

全ての可能性を失うことに繋がっています。


こうなると、『親ガチャ』というよりも、

『日本社会ガチャ』とも言えますよね。


それでも、世界を見てみれば、

この日本に産まれたというだけでも、

ラッキーな『ガチャ』をとったといえると思います。


戦争の中に産まれる子どももいますし、

お水のないところに産まれる子どももいますから。


そんな中、日本人は、

自殺する子どもが増えるばかりです。


何かが、おかしいというのを

敏感な子どもたちは、数年も前から

ネットの中で、皮肉って

『親ガチャ』って使い始めたのではないでしょうか?


どんな『ガチャ』を引いたとしても、

そこから、自分次第で可能性が広げられる社会であれば、

子どもは自分の人生を選んでいくことができます。


それが、今はできないのでしょう。


今手にあるものを使って何かをやろうとしても、

その可能性をはじめからつぶされてしまうのです。


世の中は、全て『ガチャ』の世界ですよね。

本当なら、そのことが楽しかったり、

成長のきっかけになるものだと思います。


どんな環境に産まれても、

子どもたちが自分が選ぶ人生を

歩んでいけるような社会を

つくっていかないといけないと思います。


石鍋てるみオフィシャルサイトでは、LINE公式アカウントを開設しております。

子育てに関する情報や、イベント開催情報をあなたにいち早くお知らせします。

もしも、あなたが・・

  • 育児が辛く感じる。
  • 言うことをきいてくれなくて、育児に自信が持てない。
  • うちの子は、普通じゃないかもと心配になる。
  • うちの子は、ほかの子よりもダメなんじゃないかと焦ってしまう。
  • すぐに、暴力をふるってしまい悩んでいる。
  • 落ち着きがなく、じっとしていられない。
  • 子育てについて、他人の意見や評価が気になる。

こんな心配をされているのなら、一人で抱え込まないで、気楽に下の『友だち追加』をクリックしてください。

友だち追加

Facebook:@ishinabeterumi

-コミナスブログ, 人生について考える

Copyright© 石鍋てるみ オフィシャルサイト , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.