シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
10月だというのに、日中はまだ日差しが熱く感じますね。
子どもの学校の制服も、冬服に移行しましたが、
まだ、暑そうです。
ただ、朝晩は肌寒くなってきましたから、
衣替えは必要ですね。
あなたは、もう済ませましたか?
室温が保たれているので、
一年中すべてを入れかえることは
少なくなっているかもしれませんね。
衣替えの時、子ども服はどうしていますか?
来年着せようと思っていた
少し大きめだった服を出してみたら、
意外ともう小さくなっているということもあります。
何度も来ていないのに、
もう小さいというものもあると思います。
嬉しいやら、もったいないやら。
衣替えは、自分の気持ちの発見だったり
気分も入れ替わるので、好きな作業なのですが、
あなたはどうですか?
子ども服も、いつもならお母さんがさっさと
済ませているという人もいると思いますが、
自分で洋服を選ぶことができるようになったら、
子どもと一緒に衣替えをしてみませんか?
子どもの機嫌がいい時に、
自分の洋服を選別してもらいましょう。
『寒くなったらどれを着る?』
季節の変化なども話しながら、
着てみて、きついとか、小さいとか
着心地が悪いといった感覚も体験しながら、
子どものお気に入りを選びましょう。
親が気に入って買った洋服や、
まだ着られると残しておいた洋服も、
子どもには不要なものになることもあるでしょう。
それでも、子どもが着ない、
いらないといった洋服は
理由を確認しながら、取り除きます。
ここで大事なのは、
お母さんの気持ちは話さないことです。
まだ、着られると思うよとか、
寒い時には必要になるよという意見は
この時には話しません。
教えたいのは、適切な洋服を残せることではなくて、
子どもに自分の選択の自由と
責任を経験させる事なのです。
いい子ほど、お母さんに意見を合わせようと
してしまいますから、
余計な口出しはしないようにします。
うちの子どもたちも、
この方法でやってきましたが、
つい、私の方が
『まだ着られるのにもったいない』とか、
『買ったばかりなのに無駄なことして』って
すっきり受け入れられないことが度々ありました。
でも、本人が着ないといったものは、
結局引き出しに入っていても
着ることはありませんから、
ごちゃごちゃを招き、整理するものが
増えるだけで、目障りなだけです。
これを繰り返しながら、
私もだいぶ物への執着を消すことができました。
それに、子どもの選択を信じる事は、
子どもも責任が自分にあることがわかるので
あとから人のせいにすることがありませんから、
結局は気が楽な面もあります。
次に最終的に残された洋服を、
一緒に好きな場所にしまいます。
明らかに、小さくなったものは、
始末してしまって大丈夫でしょうが、
手放すときは、子どもと一緒に始末しましょう。
それ以外のものは、子どもに知らせず、
仮置き場所にしまっておきましょう。
まだ、完璧に選ぶことが難しい時期ですから、
やり直す機会として、とっておきます。
本当に寒くなった時や、
あとから思いだす洋服があるかもしれません。
真冬になっても、出番がなければ、
手放してしまっていいでしょう。
子どもに自分の持ち物を選ばせることは、
自信につながる一歩です。
自分の好き嫌いを自覚したり、
必要か不要かを決めることができる
物事は自分で決められるという意識につながるからです。
小さい自己決定と、その結果を体験することが
良い学びになります。
要らないって言って失敗したという経験から、
判断の基準を広げたり、
次は慎重に選ぼうとする
きっかけになると思います。
少し、手間はかかりますし、
もしかしたら、私のように、親の心の葛藤も
経験するかもしれませんが、
親が子どもの考えを尊重する練習になります。
少し時間を見つけて、気分を新たに
楽しく衣替えをやってみてくださいね。
クローゼットがすっきりして、
気持ちよくなりますよ。