コミナスブログ 子どもの学習について

宿題は子どもの課題です

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。


早くも9月に突入です。


娘が、『時間がたつのが早すぎる~』と

宿題の残りと格闘してました。

新型コロナウイルスの感染拡大で

夏休みが延長されたのに、なぜ今頃やってるのか?


夏休みの宿題と言えば、私も娘と同じような子でした。

最後に焦ってやるタイプ。

長女が、小学生になったころ、

この夏休みの宿題を初めて経験したとき

とにかく、ちゃんと早く終わらせてほしいという気持ちが

私の中に起きていました。


『宿題やった?』『早くやっちゃいな!』

やたらと、声をかけていました。


それでも、娘はマイペース。

その姿を見ると、イライラしてくる。

なんで、やろうとしないのか!


でも、あるときこう思ったんです。

(これは、私の宿題じゃないんだよね。)


どうして、こんなに娘の宿題が気になるのか考えました。

自分が、子どもの頃、計画立てて

終わらせることができなイ駄目な子だった。

最後に焦る羽目になる辛さを、経験させたくない。

宿題をきちんと提出できる子であってほしい。

先生に叱られないでほしい。

ダメな子だと思われないでほしい。

子どもの宿題もやらせられない親だと思われたくない。

最後に手伝わなくちゃいけなくなったら面倒。

ちゃんとした親だと思われたい。


あれ?なんだか、子どもの宿題のことなのに、

自分の都合や評価を気にしている。


これって、自分のために子どもに声掛けしてたってこと?


そうだったんです。

気になるのは、自分がダメ親だと思われたくないという、

先生に認められたいという承認欲求だったんです。


自分がちゃんとした親でなくちゃいけないという

完璧主義が、子どもに圧力をかけていました。


自分が子どもの頃、勉強しなさいと言われたら、

それに従いたくない気持ちが生まれていたことを思い出しました。


子どもに気持ちになれば、

どう対応すればいいのかわかったはずなのに、

自分があの頃の母親と同じことをしていたことに気がつきました。

自分がやられて嫌だったことは、子どもにやらない事。

そして、宿題をやり終えるということは、

子どもの課題だという事。

自分の理想や後悔を子どもに求めない事。


そこに立ち返りました。

そして、子どもが受ける評価は、自分とは関係ないと

割り切りました。


そうすると、見守るという立ち位置が分かるようになりました。

関わりすぎず、放任にもしない、

バランスをとることができるようになってきました。


気を抜くと、軸がずれて、つい口出ししたくなったり、

離れすぎると、何をやってるか見失うので

動揺した時は、確認するようにしています。


子どもの年齢やタイプによってバランスを探りながら

基本は子どもを信じて見守ることを意識するようにしました。


低学年の頃は、何度か忘れたり、失敗もありました。

その時の気まずさを体験することも、

子どもの経験として見守ります。


気づいていて、ここを経験させるのは

ものすごく葛藤が起きます。


親と子の課題を分離して考えるには、

結構忍耐と練習が必要です。

でも、子ども自身が感じることが大事。

子どもがどう受け止めて、対応するのかを

体験することで、解決方法を学びます。

自分で考えて行動すること、責任を持つことを

学んでほしいと思います。


私は今でも、時々自分の見栄や、劣等感を、

子どもに求めてしまいがちになります。


成績、高校受験、進路選択など、

注意しないと、介入しそうです。

三者面談なんかで、成績やら見せつけられると、

その点数で子どもを評価してしまう

スイッチが入ってしまいそうになります。

『こっちの学校がいいんじゃない?』

『もう少し偏差値あげないと』

こんな心の声が湧いてきます。


その都度、自分がこの時期どんな気持ちだったのか

想像してみます。誰の課題なのか考えます。

子どもに意見を求められた時、一つの考えとして話すようにします。

子どもが決定したことは、認めていくスタンスです。

(ここも、忍耐。つい誘導したくなる。)


子どもの学習を進める時、

親の劣等感から子どもに圧力をかけていないか

確認するといいかもしれません。


塾も習い事も子どもが楽しんでいるか

子どもも変化しますから、時々確認が必要です。


子どもは、親に認められたくて、

頑張っているだけかもしれませんから。



本当の学びは、子どもの好奇心から始まっていないと、

どこかで、心に傷を負ってしまいます。

子どもが、できる範囲で進んでいけば大丈夫です。


そして、親は自分の課題を見つけ、

それに取り組んでいけばいいのです。


親は自分の好奇心に従って、

自分の課題に楽しく取り組んでいれば、

その姿を子どもは見て成長できます。












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