シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
東京オリンピックでは、毎日ドラマが生まれていますね。
私は、中学生の頃、体操部でしたので、
体操競技には、いつも注目してしまうのですが、
内村航平選手の、鉄棒の落下には心が痛みます。
オリンピックの舞台には、魔物が棲んでいると
彼が過去に話していたことを思い出しました。
3度もオリンピックを経験した選手でも、
こんな現実が起こってしまうのですね。
どんなに突き詰めても、何が起こるかわからない
だから、おもしろいと体操の奥深さを語る内村選手は
本当に体操のとりこなんだなと感じます。
上手くいかない事も、愛する気持ちがあるから
そのことと共に歩みながら、
自分を磨き上げていけるのでしょうね。
今回だけではなく、多くのネガティブな経験を
自分の磨き砂にして成長してきた人には、
本当に頭が下がります。
育児も、同じことが言えると思います。
親として上手くいかない経験があったり、
子どもが思うように育ってくれないになどということで、
たくさんの挫折や、後悔、自己嫌悪に陥ることがあります。
自分がいくら努力をしても、
期待通りの結果が得られないことが多いものです。
でも、とてもうれしい瞬間があったり、
子どもがいてくれてよかったと感じる瞬間もあって、
やっぱり、おもしろくてやめられないのです。
育児書にたくさんの育児のコツが書いてあっても、
自分と子どもの組み合わせでは上手くいかない事もあるし、
一見、乱暴でダメだという方法であっても、
その瞬間には、ぴったりとその方法が功を奏すということもあって、
簡単に、答えがないのが育児の難しさとおもしろさだと思います。
いつまでも、完璧がないことへの挑戦の中に、
自分自身を成長させていくことができるというのは、
どんな物事にでも、経験できる事だと思います。
上手くいかない事に出会った時に、
学べるチャンスだと感じることができれば、
それは、良い方向へ進んでいく道の途中に起こる
一つの出来事になると思います。
こうやって、ネガティブな経験も学びにして
自己成長していくことが
人間が生きている理由だと思っています。