シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
あなたは、朝何時に起きていますか?
早起きが苦手で、いつも、朝はバタバタしてしまう方ですか?
それとも、ゆっくりとコーヒーを飲んだり、読書したり、
自分の時間を過ごしている方ですか?
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アップルの創業者、スティーブ・ジョブズ、
スターバックスのCEOハワードシュルツなど
成功した経営者や優秀なビジネスパーソンには、
早起きを習慣にしている人が大勢いるといわれています。
そんなことから、早起きをして
朝から仕事や勉強、運動など自由な活動をする
「朝活」という生活スタイルが数年前から流行しています。
早起きするだけで仕事ができるようになるわけではありませんが、
誰にも邪魔されない早朝に起きて運動したり、
頭がスッキリしているうちに重要な仕事を片付けてしまうなど、
朝の時間を有効に自己投資することで、
確かに充実感は違うと思います。
全ての人が、朝型に向いているかというと、
やはり、朝型か夜型かを決めるのは、
遺伝子が関係しているという研究もあるように、
個人差はどうしてもあるようですね。
それでも、子ども社会は朝8時には
元気にスタートすることを前提としているような
一日が組み立てられているのが現実です。
学校も、朝から学習が始まっています。
子どもが大人になっても、
一般的に朝から仕事に集中することが求められています。
ですから、夜型人間であっても、この社会に適応するためには、
朝型に時間を合わせていく必要があるわけです。
子どもには、充実した日常を送ってほしいと思いませんか?
朝から、活動できる身体を手に入れることは、
一生大切になるものだと思いませんか?
特に、発達の凸凹さんは、特に発達面の成長を促すために、
朝型にすることはとても重要です。
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医学的な研究で、睡眠のリズムを整えることで
「セロトニン神経」を増やすことができることがわかってきました。
セロトニンとは、神経形成や発達に直接関連するもので、
子どもの時期に最も発達します。
乳幼児期にしっかりと睡眠リズムを定着させることが、
その後の脳の発達に大きく関与してくるわけです。
このセロトニンが多いと元気ハツラツ・気分すっきりしますが、
少ないと、落ち込んだりやる気がなくなったり、
午前中に集中できなくなったり、
睡眠障害や鬱状態になってしまうこともあるのです。
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発達の凸凹さんには、なかなか寝てくれない、
眠りが浅い、寝てしまうとなかなか起きられない、
おきても長い時間ぼ~っとしてしまうなど、
睡眠に関わる問題を持っていることが多いです。
睡眠リズムは、生後4か月くらいから定着してきて、
幼児期には確立してきます。
生体リズムに関わる部分である、脳の中央部分(脳の土台)を
しっかりと作れるのは、乳幼児期しかありません。
この部分がしっかりしていないと、その上に重なっていく、
大脳を育てようと、学習など重ねていっても
上手く積み上げていくことができません。
子どもの将来を思うのであれば、何が何でも、
脳の中心をしっかり育てなくてはいけないのです。
今日のアドバイス
家族で早起きをする。
日本は、世界的に見ても、大人も子どもも睡眠時間がかなり短いです。
子どもの早起きが定着できない原因は、
大人が早起きでないからです。
または、早起きしても、子どもには寝ていてほしいからかもしれません。
休日前後は、ゆっくりしたい。寝坊したい。
そんな気持ちもあるかもしれません。
いずれにしても、こどもの早寝早起きの定着には、
近くの大人の影響が大きいということです。
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寝る間際まで、YouTubeやテレビをみたり、
室内が明かるかったり、物音でざわざわしていたり、
せっかく寝ている子どもを、帰りが遅くなった大人に会わせなくてはと
起こしているという家庭もあります。
いままで、遅寝遅起きで生活ができているから、
遅寝遅起きの何が悪いの?と思うかもしれません。
でも遅寝遅起きで子どもを育てると、
目に見えないですが、ホルモン不足、バランスの崩れなど、
身体の問題がひきおこされ、
さらに落ち着きがない、我慢が出来ない、
攻撃的、情緒不安等の可能性があるのです。
それを忘れないで、まず大人が今日からでも実行していただきたいです。
子どもの問題行動の相談をすると、
必ず指導を受けるのは、生活リズムを整える事です。
どんな、立派な指導を受けられることになっても、
この部分ができていないとすすみません。
そして、これは毎日の生活でつくられるもので、
近くに一緒に住んでいる大人がサポートするしかないものです。
できるだけ、子どもが小さいうちに作り上げてほしいと思います。
その方が、本能に則っているので、楽に定着させることができ、
一度、脳の中央が機能獲得すると、その後崩れることはありません。
リズムが崩れても戻しやすくなります。
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特に、春から夏にかけての今が早起きの習慣化にはチャンスです。
朝日が早くから上がり始めます。
寒さもありません。
朝が一番気持ちよく迎えられる条件が揃っています。
この時期を上手く使って、子どもの健康のために
家族みんなで早起き習慣を身につけましょう。