コミナスブログ 支援者の心構え

甘えさせて大丈夫です

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。


たくさんの赤ちゃんと接していると、

生まれ持った気質・個性に楽しさと不思議さを感じます。




大人にたくさんかまってほしいとアピールが多い子や、

かまってほしくない子、かまってほしいけど上手く伝えられない子

表現方法も、すぐ泣くとか、怒るとか、暴れるとか、

隅っこに逃げるとか、本当にいろいろです。


赤ちゃんは、この世界に生まれてたばかりで、

まだまだ、わからないことや、

経験していない事の連続です。


大人からは、大した事のない事でも、

不安になったり、できなかったり、間違えたりは当り前。

それを、乗り越えるために、一番近くの大人に頼りたい、

助けてほしい、と表現するために、

子どもなりの方法でアピールしています。



それを、解決してくれる人、自分の味方を探しその人とまず、

関係を作り上げます。

その相手はお母さんやその代わりになる人。

この2人の関係が、

その後の複雑な人間関係の土台になります。



特に、乳幼児期は、親、特定の人と信頼関係をつくるというのが

一番の課題です。これなくしては、幸せな人生ははじまりません。



社会のルールや、将来のために習い事するというのは、

それができたうえでしか良い形で積み上げられません。


乳幼児期の身近な大人の仕事はとにかく、子どもの要求を聞いて、

それを満たしてあげることにつきます。



子どもには個性があるといいましたが、

要求の多さ、甘えの度合いもその子それぞれです。



子どもの心を、コップに例えると、

おちょこくらいでいっぱいに満たされる子もいれば、

ビールジョッキでも満たされない子もいるのです。




子どもの満たされない心の不安、甘え、期待、愛情への欲求などを

満たしていくのが、乳幼児期の必要な事です。


ここから、溢れるくらい自分が満たされたあと、

友だちや、社会への思いが育っていくことが、

その先の人生を幸せに生きていく要になります。

子どもというのは、要求が満たされると、

それ以上要求をエスカレートさせてこないものです。



乳幼児期に不足があって、その先でも補ってこれなかった場合、

子ども自身が、その状態に耐えられなくなったときに、

満たされていない要求は、エスカレートして

児童期、思春期に問題や障害が表面化してきます。



これが、反社会的な行動・大人への反抗、

不登校、引きこもり、うつ病などといった状況です。

今日のアドバイス

乳幼児期の子どもの要求は、なんでもこたえてあげていい。




何でも、子どもの要求を満たしていたら

すごくわがままな子どもなってしまうのではないかと

心配になるかもしれません。



でも、幼い子どもが望むことは、

なにをどれだけやってあげても大丈夫だと知ってほしい
です。



年齢が小さいほど、要求も単純で分かりやすいですから、

対応もしやすい時期でもあります。

できるだけ、早い時期に、いっぱいコップを満たしてしまいましょう。




『抱っこしてほしい、食べさせてほしい、

一緒に寝てほしい、膝の上に座りたい、絵本を読んでほしい』

こういった子どもの要求には、できる限り応えてほしいものです。



甘やかしすぎ、過保護すぎると思われるとか、

これらに応えることが、時に面倒に感じたりして、

今だと、スマホでごまかして手を抜いてしまいがちです。

要求にどれだけこたえてくれるかで、

子どもの心は満たされていくし、

その人を信じ、その人の話を聞こうという気持ちも芽生えます。

ごまかした分だけ、

子どもの大人への期待は薄れ、話なんて聞こうとしなくなります。



ひざにのってこようとする子どもに、

あつくるしいとか、重いとか、

そんなことするのは赤ちゃんだからおかしいとかいって拒絶していると、

いつまでも要求し続け、長引く子もいます。



中には、1歳くらいでも、この方法が大人に嫌がられてしまう、

気分を悪くしてしまうと早くから気がついてしまう子もいます。

そんな子は、気にいられるために

良い子になって、注目してもらおうとしてしまいます。



どちらかというと、このように早くから、大人の顔色を感じて

立ち回れる子供の方が、本心を隠してしまうので

子どもの満たされない部分を見過ごしてしまうこともあるので

いつも良い子でいる子は、要注意です。

意識的に、子どもに要求を引き出してあげるような

気づかいが必要です。

「今日は、何を食べたい?」「どの絵本にする?」というように、

子どもに聞いてあげてほしいと思います。


子どもが、満たされてくると、

甘えを表出することがだんだんと少なくなってきます。

自分から離れては、不安になると

甘えたりを繰り返しながら、

友だちとの関係中心に移行していくのです。




小学校高学年になっても、

お母さんの膝の上に座りたがる子もいます。

そんな時は、まだ、満たされていないと思って、

大きくなったんだからと跳ねのけないで

受けとめてあげてください。



それなりのおぎないをできるだけ早くしてあげれば、

児童期、思春期に、不足による問題や障害を、

それだけ残さないですむと思います。




子どもが、甘えを表に出してくるのは、

長くても10年前後。

そのチャンスを逃さず、いっぱい応えてあげてください。








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