コミナスブログ 日常からの気づき

他人に任せちゃおう

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。


私がまだ、小さかった頃は、

勉強ができて、優秀であれば、良い大学に行くことができて、

一流の会社に入ることができれば、

人生は成功できるというような風潮がありました。



一流になれなくても、そのルートに沿って学び自分なりの進路を見つけ

就職ができれば、とりあえず大人としての役割が与えられて、

世間的には、安泰といった感じだったのです。



ネットなども普及していませんでしたから、

自分の周辺で接する大人の言うことや、生活をみて、

それを普通と思ってきたわけです。



ある意味、何かに疑問を持っても、

周りの大人が『そういうもの』『昔からそうなっている』とか、

『みんながそうだから』『普通はこうだよ』

というものを、刷り込まれて生きていたわけです。



めんどくさい質問でもしようものなら

『こどもはそんなこと聞くんじゃないの!』とピシャッと

言われて終わりなんてことも多かったような・・・。



私はこうやって、自分で考えたりする機会を奪われ、

身近な大人に刷り込まれた常識、普通というものに合わせてきたことで、

自分が好きな事や、興味があったことを、

大人になったらわからなくなってしまっていました。



この年になって、自分は何をしたいのかというのが見つからず、

振り返ると自分の人生を生きていなかったように感じてしまったのです。


赤ちゃんと接していると、

『子どもには、こんな思いはしてほしくない。

自分の納得できる人生を生きてほしい』と強く感じました。




多様性を受け入れること社会の在り方が重視されている現在、

自分の世界だけでは見えなかった多くの視点を目にする機会が

グッと増えてきました。

SNSなどで、当事者の発信などもあって、その立場からの物の見方に

触れることができます。



自分が、当たり前だと思っていたことが、そうではなかったとか、

こんな考え方があったのかと発見することも多くなりました。

批判的に見るのではなく、いろいろな考え方を否定せず、

受け入れていくことを学ぶ機会にしています。



子育てについても、過去に同じ体験をして、

悩んできた人たちの声や、情報もすぐに、手に入れられます。




それなのに、実際の子育ては、孤立して、閉鎖的なイメージがあります。

お母さんだけに、育児の責任があるような空気感は

なかなか消えません。



子育ての環境は、家庭、保育園・幼稚園・学校、塾などに限られ、

一日を見ても、そこでの人間関係しかない場合が多いです。



玄関を出ても、隣近所の人の名前と顔は知らないし、

関わるのが面倒だったり、不安があるから関わらないでおく。

我が家の状況も、近所に知られたら困る、怖いという空気。


今は、コロナ禍で、さらに人と触れ合うことはいけないような空気。

子どもたちは、実体験で人と関わることの楽しさや、

自分と違う生き方をしている人に触れることも少なくなっています。



親が、子どもの環境を意図的に用意すると、

同じような価値観の中での環境になりがちです。



例えば、年収が同じくらいの人たち、生活様式が似ている

子育ての考え方が似ているといった仲間が集まりやすいです。

親のコンフォートゾーンから外れてしまう場面は、

子どもには用意されない傾向があります。



子どもは、本来一番多様性を受け入れる天才だと思います。

それを、邪魔してしまうのは大人が代々刷り込まれてきた価値観です。

子どもには先入観も差別意識もないから、

他人の家のドアを、勝手に開けてしまうくらいの力を持っています。



『うちにはうちのやりかたがある』と一貫性のある子育てにこだわるよりは、

さまざまな人から、新しい考え方やものの見方を知って、

価値観の選択肢をどんどん増やしていけることを応援した方がいいと思います。

今日のアドバイス

子どもをどんどん他人の手に渡し任せること。



たとえば友だちの家に預けるとか泊まらせてもらうとか、

地域のボランティアに連れていくとか

外国の人と接してみたり、障害のある人と遊んでみたり

たくさんの人が集まる場所で、子どもに任せて行動させてみましょう。



それぞれ違う価値観を持ってるんだということを、

経験させることがおすすめです。



子どもはいろんな価値観に触れて、その中から自分の生き方にあった、

一番都合のよいものを選びとっていきます。



その選んだものは親の願いとは違ったものになるかもしれません。

時には、この子と関わらせたくないなんて、親が拒絶してしまう子と、

子どもが意気投合してしまうこともあったりします。


でも、子どもは、親の思い通りになる道具ではありません。



子ども自身が価値観を選ぶことが人生の満足感(本人の幸せ度)を

高める事だと信じてあげてほしいと思います。

子どものために、親が自分から殻を破って

他人に子育てを任せることにチャレンジしてみると、

育児は格段に楽になります。


『人と信じあえる楽しい社会なんだよっ』

『あなたのことを見てくれる人がこんなにいるんだよ』


こんな社会で子どもを育てたいと思いませんか?



人とのつながりは、形は目に見えないけど

とっても大事な人生の資産です。

怖がらずたくさん作ってほしいと思います。





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