コミナスブログ

子どもを試す質問をしてませんか

投稿日:

コミュニティーナースの石鍋てるみです。

子どもへの声掛けで
「○○くん、上手にお片付けできる?」などと
尋ねる場面に出会うことがあります。

一見、子どもの主体性を
促しているかのようなこの声掛け。

これは、その子ができるかどうか疑問を
投げかけていることになります。

「あなたには、これを片付ける能力がある?」って
聞いていることと同じです。

その質問への反応は
子どもの受け取り方によって様々。

子どもの心に反抗や混乱を起こしがちです。


こんなふうにものをたのむ時には
「○○くん、片付けてちょうだい」って
率直にこちらの要望を伝える方が明確です。

ママのお願いを受けて
片付けてあげようって素直に思えます。

時には、今は嫌だって言うかもしれません。

それでも、ママが片付けて欲しいと
思っていることは伝わります。

子どもに、協調姿勢を引き出す上では
その要望を受けて、動こうとするのかを
自分で決められるような働きかけが有効です。

「〜できるかな?」と尋ねると
子どもはその裏にある言語化されていない
メッセージを受け取ってしまうことがあります。

隠れたメッセージの例はこんな感じ。

早く片付けてほしい
もうとっくに片付けるべきなのに、できていないわね
言われなくても、ちゃんと片付けてよ
ママの言う通りにできるよね
できるのが当たり前なのよ

こんな裏のメッセージの方が伝わって
怒られたら怖いから、
言うこと聞かないとママが不機嫌になるから
ダメな子だと思われたくないからというような
気持ちが浮かんで
片付ける行動をする。

お母さんの言葉に応じて
片付けると言う行動は同じに見えても
両者の子供の心の内面に生まれている感情、
思いは違っています。


子どもの協調性を育みたいと意識しなくても
子どもは、そもそも大好きなママ、パパの
役に立ちたいと言う気持ちを
みんな持っています。

その気持ちを信じていれば
子どもの力を試すような声掛けは
できないと思います。

子どもの力を信じれば
自然とかける言葉は出てくるもの。

私は相手を子どもと思わないで
接することがコツかなと感じています。

「〜できるかな?」なんて
お願いすることはないですもんね。


一見、子どもを尊重しているような
声掛けに見えても
実は、自分の言うことをきかせよう
コントロールしよう、
自分のイライラの吐口など
いろんな意味、感情が見え隠れしていることがあります。

子どもは敏感にそれを察知します。

経験を重ねるごとに
子どもの中に人との関係性の中での
安全な位置を決めていく過程では
シンプルな物事の伝え方で
人との信頼を作れるような関わりを
経験させて欲しいと思います。

子どもへの頼み事は
「〜してちょうだい」で。

子どもがやってくれたら
「お願いを聞いてくれてありがとう。」
「嬉しい、助かった〜」で。

シンプルな関係が子どもにはわかりやすく
自分の気持ちの納得も得られます。

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