コミナスブログ

高齢者の孤立について思うこと

投稿日:

コミュニティーナースの石鍋てるみです。

今日は、地域の見守り活動を行い関係者が集まる
『絆のあんしんネットワーク連絡会』の
定例会に参加しました。

いつもは地域の住区センターで開催されるのですが
今回は、昨年できた特養老人ホームを会場に
行われました。

まだ、新しい施設で、この地域で
唯一といってもいい特養施設なので
見学も兼ねて開催されました。

この建物の中の地域交流施設で
憩いの場所として企画された
サロンの立ち上げについて話がありました。

この連絡会では、
高齢者が、デイケアなどとは違った
自由気ままに立ち寄れるような場所作りを
考えていくような話し合いを重ねています。

地域の力で、孤立を防ぐ通いの場を
作ることで、
近所にふらりと出掛けて楽しめるような
仕掛けを地域で作ることを
目的にグループワークなどを行っています。

毎回話題に出るのは
男性の居場所作りや、町会に所属しない人の
地域交流についての問題です。

女性は、比較的地域の集まりに出掛けて行って
楽しみを見つけられるし
育児中などのつながりから
地域に知人がいてつながりがあるという
土台ができているケースが多いです。

一方男性は、サラリーマン生活を終えた後
地域に知り合いがいないことに気づく人も多く
配偶者を先に亡くしてしまう人などは
孤立してしまうケースが多いようです。

高齢者同士の活動にとどまらず
やはり若い世代との交流を持つことも
大事だと考えているので
包括センター役の職員も含め
その体制作りには注力しているところです。

介護保険だけでは賄えないくらいの
少子高齢化社会です。


このような特養施設は要介護3という人でも
標準の個室利用だと
月に16万前後は基本料としてかかり
それ以外にも諸費用がかかってきます。

今日見学した特養も開設して半年余りですが、
大部屋、個室も含め
入所135名分はすでに
埋まっている状況でした。

核家族が多いですから
このような施設入所の対象者は
さらに増えるでしょうし
増やせればまだいいけれど
介護に当たる人材不足で
施設も増やせないという状況も
起きているのが現状です。

一体どこの誰が高齢者を見守っていくのか
ますます、深刻な問題になっています。


その課題解決方法としての一つが
地域住民が地域のつながりの中で
支えていくというシステムを作ろうと
考えているわけです。

場所を作っても
そこに集まるメンバーはいつも
決まっている人ばかりということも
よく起こります。

本当に来て欲しい人には届かない、
来てもらうことが出来ない
そもそも、その人自身が
人とのつながりを求めてない。

孤立といっても
そこにはいろんな理由があるので
難しい問題です。

それでも、みんなでできることを
作り上げていくしかないと思い
活動しています。

私自身はこの場所で
地域とのつながりができているので
私自身の孤立防止だと思い
感謝して参加しています。




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