石鍋てるみです。
今朝は、放駒部屋の朝稽古見学に
行ってきました。
近くに部屋ができてから
一度は朝稽古を見学したいと
思っていたのですが
タイミングを狙っているうちに
今になってしまいました。
お相撲が好きな知人に
何人かに声かけたのですが
急遽予定した平日の朝ということで
残念ながら今回は一緒に行くことは
できませんでした。
たまたま、先週地域の集まりで
知り合いになった方が
一緒に行きたいというので
3人で参加することにしました。
地域のお祭りなどで
力士たちと少し顔馴染みにはなっていましたが
稽古の様子を見るのは初めてで
ちょっと緊張しました。
時間に行った時には
すでに、自主トレで汗を流して
稽古を始めている力士が揃っていました。
8時には、親方が指導に入ります。
いつもは、明るい笑顔の
今時の若者って感じの力士たちが
真剣そのもので、稽古しています。
体力の限界まで
自分を追い込んで鍛える姿は
全く別人に見えます。
厳しいトレーニングの内容に
観ている私も力が入ってしまいました。
あちこち、テーピングしていたり
実際、痛みがあって
辛い状況の力士も多そうです。
毎日、汗をかくこともなく
のんびりしている私の生活に
反省するばかりです。
近くで見る
ぶつかり稽古の激しさに
圧倒されました。
受ける側の島津海と
ぶつかっていく松蘭の場面では
見ている方も息が苦しくなって
もうやめてあげて欲しいと
思ってしまうくらいでした。
なんでこんなに辛い稽古をしてまで
相撲に打ち込めるのか。
本当に好きで、目的がないと
続かない厳しい勝負の世界だな。
一生懸命になれるって素敵だな。
見学中にもいろんな考えが
巡りました。
稽古が終わりを迎えると
土俵の中央に向かって円になり
『力士心得』を唱え、しばし沈黙。
さっきまで、激しかった土俵上が
一気に神聖な空気に変わり静まります。
角力士は、目を瞑り
瞑想状態に入ったように見えます。
そして、合掌。
神棚にも礼。
神聖な空気に包まれます。
相撲は神道と密接なつながりがあると
いわれています。
土俵には神がいるとされ、
とても大切な神聖な場所とされていますし
一つ一つの作法に意味があると知ると
ますます、相撲に興味が湧いてきます。
稽古終了後、
ちゃんこを食べさせてもらいました。
『今日のちゃんこは、松蘭ちゃんこだよ』
美味しそうな、塩味ちゃんこです。
力士たちが交代で、
食事は作るのだそうです。
そのほかのメニューも美味しそう。
やはり、肉が多いし、
ご飯が進む味付けのメニューが多い。
身体を大事にしてねって
看護師としては注意して欲しいことはあるけれど
この世界では、通じないのかなと
思うところもあります。
何せ、重量を味方につけることが大事だから
鍛えて、食べて、寝てが重要なサイクル。
体重を増やすために
食べるのも仕事という力士もいます。
厳しい稽古後の食事。
お肉にマヨネーズを乗せて
大盛りご飯をモリモリ食べる姿を見ると
なぜか癒されます。
さっきまでの厳しい顔と
全く違う表情を見ると
息子を見ているような気持ちになります。
もう少し野菜も食べようねって
助言してきました。
こんなふうに力士たちと
雑談を交わせるのも
楽しい時間です。
今朝は本当に気持ちのいい朝を
体験できました。
また、改めて相撲の楽しさを
知ってしまいました。
ますますハマってしまいそうです。