石鍋てるみです。
毎日、子どもと関わっていると
本当に面白いです。
赤ちゃんだって
この部屋に入ってきた時の
反応はそれぞれ違います。
ものすごく緊張を感じて
ママから離れない子もいれば
はじめっから、ここはどんなとこ?って
探り始める子もいます。
適応までに数秒の子もいれば
3回くらい来ても
全く慣れない子もいます。
私に対しても
すぐに打ち解けてくれる子
(時には、馴れ馴れしいくらい
べったりの子もいますが・・・)
しばらく、遠くから様子を見ている子
リアクションを試してくる子など
本当にさまざまです。
大きく傾向はあるものの
一人として、同じ反応の子はいません。
人間って、生まれた時から
みんな違いを持っていて
得意なこと、不得意なことの
凸凹を持っているように
作られているんだなと感じます。
大人になってからも同じですよね。
自分と違うから、
自分のことが見えてくる。
自分を知るために
自分の周りに違う人がいるんだな。
自分より、足の遅い人がいるから
自分は足が速い方なのかも?
自分より、背の高い人がいるから
自分は小さい体格なんだ。
こんなふうに、
自分像を作っていけるんですよね。
人と違うからといって、
別に自分が劣っているとか
偉いとかではなくって
そういうふうに生まれてきたというだけで
そんな自分であることを
大事に思えればいいんだと思います。
自分が自分の一番のファンになるくらい
自分ってこんなのが好きで
こんな得意なことがある。
こんなダメなとこもあるけど
人間だもの。
そんなふうに、自分にもっと優しく
大事にしてほしい。
自分を第一に守ってあげて欲しいと思います。
子どもにいちばん教えたいのは
そういうこと。
自分の凸の部分を誰かの凹に
自分の凹の部分を誰かの凸に
埋めあっていくのが
そこに楽しさや幸せが
あるんじゃないのかなと感じます。
不器用な子も、
多動で手のかかる子も
臆病な子も、お利口さんの子も
それぞれみんな愛おしい。
大人がそんなまなざしで
子どもを眺められるようになれば
毎日、この瞬間に
幸せが見つけられる人で溢れる
いい時代になると思います。