シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
今日は、迎え盆。
昨年末に亡くなった義父を
お迎えするための準備をしました。
いつもは、義父がやっていた
迎え火のための用意や、
仏壇の飾りなどを
今年は、義母と一緒にやっていることが
まだ、しっくりきません。
改めて、いなくなっちゃったんだよねって
実感してしまいます。
![](https://terumi5.com/wp-content/uploads/2022/08/604941_s-300x225.jpg)
先祖の供養という気持ちは
子どものころにはあまり実感がなくて
お盆になると、提灯に火をつけて
仏壇まで歩いてくる行事のようなものとして
捉えていました。
「ほら、おばあちゃんが帰ってきたから、
ご馳走あげようね」
といって、親戚と集まってご飯を食べたという
思い出があります。
おばあちゃんがどこにいるの?って
先祖供養というよりも、
なんだか、おっかない日にも感じました。
でも、子ども心に、
大事な日なんだなということは
わかっていた気がします。
親戚が、私が会ったこともない
先祖との思い出話をしているのを
毎年聞かされている中で、
その先祖の姿を想像することもありました。
![](https://terumi5.com/wp-content/uploads/2022/08/22131348_s-300x189.jpg)
一昨日、最近仲良くなった、
近所の老夫婦に、実家から届いたブドウを届けたとき、
「ちょっと、お茶でも寄ってって」というので
お邪魔した時のことです。
亡くなった義理の父が
そこの奥さんのお兄さんと同級生で、
よく一緒に悪さをしていたらしく
奥さんも、遊んでもらったという
話をしてくれました。
義父の両親のこともよく覚えていて
明るくて、面白いお母さんだったとか
大きな身体のお父さんだったとか
いろんな話をしてくれました。
嫁に来た私は、全く知らなかった先祖の姿や、
その頃の家の周りの様子などが、
生々しく想像できて、
とても楽しい時間でした。
帰って仏壇に手を合わせた時に
写真でしか知らなかった、
義父のご両親の写真を見て
とても、近しく感じられて、
それまでの供養する気持ちが変わっていました。
日頃は忙しくて、先祖のことを振り返ることも
少なくなったけれども、
お盆の時期くらいは、子どもたちにも
その思い出話を語っていきたいと思います。
亡くなった人との思い出話を
聞かせること、語り合うことは
とても大事だと思います。
![](https://terumi5.com/wp-content/uploads/2022/08/24424349_s-300x225.jpg)
亡くなっていなくても、
お母さんが自分の両親との思い出話や、
祖父母との思い出話を
子どもに話していくことが
先祖を近くに感じることにつながると思います。
まだ、小さい子どもにはその大事さは
伝わらないかもしれないけれど、
ご先祖が一生懸命に命を繋いでくれたから
自分達が生きることができていることを
わかる日が来ると思います。
親がそのことを大事にできれば
子どもに伝わっていきます。
いっぱい、話をしてほしいと思います。