コミュニティーナースの石鍋てるみです。
熊本市で、車に1人で乗せられていた生後11か月の赤ちゃんが、
熱中症の疑いで死亡した事故がありました。
母親は、子どもを乗せたままだと分かっていながら、
車を離れて家事などをしていたということでした。
『はじめはエアコンをつけていたが、
途中でエンジンを切った。
自宅での家事や仕事を優先してしまった。』ということです。
夏場の車の中がいかに危険かは
毎年のように注意喚起されていることですが
ちょっとだけだからという甘い気持ちから
子供を残したまま離れてしまうのでしょう。

車で寝ている子供をちょっとの用事だからとおいたまま、
用事を済ませてしまおうという気持ちが湧くことは
私にも経験があるのでわかります。
毎日育児で忙しいと
ちょっとでも子供から手が離れる時間が本当に貴重だったりします。
子供をわざわざ起こしてしまうことで
5分で終わる用事が倍以上の時間を要することもあるからです。
でも、このほんの数分だけという甘い気持ちが
命取りの事故を引き起こします。

真夏の車の中は
わずか5分で、車内の温度は38℃に上昇し
1時間半後に53℃に達したという実験結果も出ています。
体温以上の暑さの中で
身動きもできない状態で置き去りにされた子どもは
どんな気持ちだったのでしょうか。
いつか、すぐにでもママが来てくれると
信じ切っていたことでしょう。
これこそ、大人がきちんと管理してあげないといけません。
どんな理由があっても
1分たりとも、車中には置き去りにしてはいけないと思います。
