コミュニティーナースの石鍋てるみです。
総務省が5月5日に毎年公表する
15歳未満の子どもの推計人口(4月1日現在)は
前年より36万人少ない1329万人で、
1982年から45年連続の減少となって
過去最少を更新したそうです。
子育て支援を充実させているのに
どんどん出生数は減少をたどるばかりです。

子どもの自殺数も増えていますし
15歳以下と65歳以上の人口構成のアンバランスが
社会問題になっています。
高齢者も元気であれば働かないと
今の制度のままでは立ち行かなくなるのが
目に見えています。
予想よりも早く少子高齢化が進んでしまい
いろんな制度改革が間に合っていません。
子育て支援と言って
お金を配るだけではその効果は望めないということは
これまでの施策で既に分かり切っていると思うのですが
まだ、繰り返されています。

出生率が下がっているのは
お金がないからだけではないのです。
お金があったとしても
子どもを持たないという選択をする人が
増えているのです。
子孫繁栄という本来動物が持っている本能が
失われているという危機的な状況です。
私は専門家でもありませんから
細かいことはわかりませんが
子どもへの教育環境、
満たされすぎている環境が
本能を弱めてしまっている気がします。
赤ちゃんが怖いというお母さん、
赤ちゃんがまるで違う生き物のように見えてしまい
扱い方がわからないという親御さんがいます。
同じ人間という生き物なのに
どう育てるのかがわからずに
ネットで調べる姿をみると滑稽に見えます。
赤ちゃんや子どもが育つ場所が
閉鎖的になって
触れ合う機会がない社会。
高齢者、障がい者も同じです。
全て区分けされた別の世界で
それぞれが、別の場所で暮らしているような社会です。
お互いのことを知る機会もありません。
コミナスキッズは0歳児から12歳までと
幅広い年齢の受け入れを行なっています。
そこに、ボランティアの若者や
高齢者などにサポートしていただいています。
よく見かける光景があります。
例えば小学1年生が3歳の子と遊ぶのも
躊躇する姿です。
つい4年前は自分も3歳だったのに
どう遊んでいいのかわからなくなっているんです。
でも、数時間一緒に過ごせば
自分より小さい子をいたわることを覚え
年上の子の話を聞こうとするような
関係性が自然と芽生えてきます。
また、大学生が、首の座らない赤ちゃんを
抱っこできないこともあります。
でも、同じように何回か経験すれば
抵抗なく抱っこできるようになります。

こういう機会がないだけで
本来はどんな人でもお互いに支え合うとか
弱い人の力になりたいとか
育ててあげたいといった気持ちがあって
それができるはずなのです。
小さいうちから赤ちゃんの愛しさを
経験していれば
自分が大きくなったら、
子どもを持ち育てたいと思うでしょう。
無償の愛を自然と与えられる人が増えない限り
少子化は無くならないと思います。
介護の問題も同じです。
そろそろ、お金で誤魔化す支援は
諦めた方がいいと思います。
