コミュニティーナースの石鍋てるみです。
明日、22日冬至を迎えます。
冬至は、一年でいちばん昼が短い日。
ここから少しずつ、光が戻ってくる節目です。
今年の冬至は60年に一度の
新しく大きな変化が生まれる時なんて
いう話も聞かれています。
冬至は何かを「頑張って始める」よりも、
「静かに整える」ことが大事な時期だと
感じています。
さっき、妹との電話で
大掃除の話が出ました。
天袋にしまってある季節外れの洋服が
衣装ケースに入っているけれど
重くなって衣替えが負担になっているという妹。
最近は、自分で降ろすのが怖くなり
息子に頼んでいると言ってましたが
「お姉ちゃんはどうしてる？」って聞かれました。
「もう衣替えはしてないよ」
「天袋には軽いもの使用度が低いものだけ入れてるよ」
これは、私がめんどくさがりだから
できてることだと思うのですが
やはり、年齢を重ねたことで
できるだけ負担を少なく整える意識が高まったから
そうなったとも言えます。
冬至を前に60代の私でも
今の環境、自分を整えるために
できることをいくつか挙げてみます。
まず一つ目は、家の中の“暗い場所”を一か所だけ整えること。
押し入れの天袋や奥、洗面台の下、玄関の靴箱。
全部やらなくていいので、「ここだけ」と決めて、
いらないものを一つ手放す。
冬至は「陰が極まる日」。
暗い場所に光を入れるような片づけは、
気持ちの切り替えにもなります。
妹は、今日明日の休みを使って
天袋の荷物を片付けるって私に宣言しました。
言葉にして誰かに言うと
行動しやすくなると思うので
きっとできると思います。
私は、リビングの棚の引き出しを整えます。
二つ目は、体を温める時間を意識して取ること。
ゆっくりお風呂で温まる時間を
いつもより、意識して集中して味わってみようと思います。
忙しかった一年を「よく頑張ってきたね」と、
身体に声をかけるような時間にすることで
きっと癒されると思います。
三つ目は、今年の「できたこと」を三つ書き出すこと。
・大きな怪我、病気もしないで無事に一年を過ごした
・たくさんの子供達を無事お預かりできた
・仲間と気球に乗れた。
書き出すことで自分をねぎらうことも
スタートに向けての心の準備になります。
４つ目は、人との距離をやさしく見直すこと。
無理して合わせている関係、
疲れてしまうやりとりはないかな？
そんなことがよぎったら
「少し休もう」「距離をおこう」と
心の中で決めるだけでも気持ちが違ってきます。
そして、大事な人と疎遠になっていると感じたら
ちょっと近づいてみようって決めるのも
安心感につながります。
私は、しばらく連絡をとってない
次男に連絡してみようと思います。
冬至は、外に向かって広がる前の
内側に戻る時間です。
今日やることは、たくさんはいりません。
冬至を前にできることをひとつだけ取り組んで
静かに整えてみませんか？
