石鍋てるみです。
昨日、学校がお休みで
且つ水曜日のレディースデーだったので
三女と一緒に映画を観に行きました。
今月観たいと思っていた一本は
『カラーパープル』
1985年の『カラーパープル』は
スピルバーグ監督で
あの『天使にラブソングを』の
ウーピー・ゴールドバーグが
この作品で映画デビューしています。
今回は、ミュージカル映画として
リメイクされているということで
とても楽しみにしていました。
ゴスペルを歌うようになって
黒人が理不尽な扱いを受けてきた歴史を
学ぶ機会もありました。
歌に込められるメッセージも
それを知るほどに深く印象つけられます。
前作の暗く思い雰囲気とは随分と違う印象で
ミュージカルということもあってか
明るく、快活な印象を受けました。
歌もダンスも見どころがたくさんで
飽きることなく観ることができました。
どんなに虐げられていても
生まれてきた意味がないように
感じることがあっても
人間として強かに生きていく
主人公セリーを通して
自分は変わることができる。
全ては自分次第だということに
可能性を感じ感動しました。
自己肯定感が持てなかった主人公が
徐々に、自分のありのままを美しいと
思えるようになって
自分は今ここに生きているんだという
実感を得た時の強さは
どんな力にも屈しないものがありました。
黒人であること、女性であること
容姿に恵まれなかったこと
その時代に生まれたこと
全ては自分でコントロールできないことばかり。
それでも、周囲に与える人である続け
感謝される存在となって
自分に与えられた役割に真摯に向き合い
続けていたセリー。
最後には、自分を苦しめ続けてきた人にまで
赦していきます。
精神的に大きな成長をしていく姿に
勇気をもらえる作品でした。
同じ時代に、自由奔放に振る舞っていた
黒人女性もいたということは
生き方を選んでいるのは
自分自身だということが
ショックでもありました。
でも、あそこまで差別はないにしろ
自分のすぐ近くにも
同様のことがあるなと感じます。
自分は、学歴がないから
夫が反対してるから
周りの人に笑われるから
自分はそんな器じゃないからできないなど
多くの理由や思い込みを持ち続けることで
今の不自由な生活、
好きでもない生き方をしている人って
結構多いと思います。
こんな仕事は本当はやりたくないけれど
続けているのはなんででしょうか。
セリーのように
暴力で行動を制限されていなくても
真綿に包まれている生活が手放せなくて
動けない場合もあるかもしれません。
今の自分の生活をつくっているのは
間違いなく、あなた自身が選んでいることです。
自分の生き方に
満足していなければ
一度この『カラーパープル』を観ることを
お勧めしたいと思います。
まだ、何かできるかもって
自分のことを励ませると思います。