日常からの気づき

代弁者になると自分が変化する

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石鍋てるみです。

昨日は昼間は暑いくらいでした。

テラスに出た子どもたちも
少し走り回ると
額に汗が滲んでいました。

これだけの寒暖差があると
衣服の調節にも
注意しないといけません。

セーターや厚い上着で
朝はやってきていますが
昼間は、子どもによっては
半袖でも充分なくらいです。

まだ、自分で衣服調節が
できない子どもたち。
大人がその都度
衣服調節をしています。



暑苦しくなっていることも
寒くなっていることも
感じていたとしても
その先の対策のことまでは
考えられません。

暑くなってきた時には
1枚洋服を脱げば
さっぱりして気持ちがいいとか
赤ちゃんにとっては
初めての経験だったりします。

保育をする上で心がけていることとして
子どもが経験しているであろう感覚を
言語化するようにしています。

「暑くなってきたから、お洋服1枚脱ごうね。」
「ほら、こうするとさっぱり涼しくなるでしょ」
「気持ちいいね」

大人になると日常の中で、
自分の感覚や感情を
言語化することが減ってきます。

ですから、意識しないと
子どもに対しても
自分に対するように
関わってしまいがちです。

大人が子どもの様子を見て
暑そうだなって感じて
さっと、勝手に衣服を1枚脱がしてしまう。

子どもは、脱がされたことで
居心地は良くなるとは思いますが
それまでの経過で
自分へ意識を向ける経験が
抜けてしまいます。

この感覚が暑いということなんだな
涼しくなったって、こういうことをいうんだな
暑い時には、洋服を脱げばいいんだなということを
その都度大人が言語化して話しかけることで
子どもは自分の感覚と言葉をつなげていきます。

感情についても同じです。

悲しい、美味しい、嬉しいといった感情を
「悲しいね」「美味しいね」「嬉しいね」って
大人が言葉で示してあげることで
子ども自身が自分の感情を意識し
整理できるようになります。


まだ言葉が未発達な時期から
大人が子どもの感覚や感情を
代弁していく関わりは
子ども自身が自分のことを
理解するためにも
重要なプロセスです。

このことは、
自分自身の自己理解にためにも
良い練習になります。

自分の感覚、感情を言葉にすることで
自分が何を感じているのか
意識できるようになります。

自分が嫌だと感じていること
自分が好きなものに
もっと気づけるようになります。

子どもために関わっていくことが
自身の成長にも役立っていくのです。

子どもの感じているであろう状況を
丁寧に汲み取って
言語化し語りかけてほしいと
思います。

きっと、親である自分自身が
変化してくることを
実感できると思います。

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