石鍋てるみです。
子どもを連れて散歩に出かけると
子どもに声をかけてくれる人と
全く見向きもしない人がいることに
気づきます。
積極的に声をかけてくる人は少ないですが
遠くから、軽く微笑んでくれる人は
意外とたくさんいます。
私も目があった方には自分から
笑顔を向けるようにしたり、
何か話したそうに感じる人には
ちょっと話しかけてみたりしています。
簡単な会話をするだけで
ただ、通りすがりだったおじさんが
実は子ども大好きで
自分の子どもが巣立ってからは
子どもと触れ合う機会がなくて寂しいと
知ることができたりもします。
そんな人が子どもに向けてくれる微笑みは
本当に素敵なお顔です。
さっきまで、一見怖そうに見えていたのに
全く別人に見えます。
人って、本当はよそゆき顔で歩いていて
実は心の中にこんなに素敵な部分を
隠し持っているんだなって感じます。
街を歩く人がみんなこの微笑みを
誰にでも見せられるような社会になったら
どんなに素敵だろうと想像します。
急に見ず知らずの人に
交流するにはハードルが高くても
小さい子どもや、可愛いペットなどがいると
一気にハードルが下がります。
ここにも子どもの社会での存在価値があるなって
いつも思います。
ただいるだけで、みんなを幸せな気持ちにして
笑顔を作り出す天才が子どもたちです。
町にいる子どもにだけでも
みんなが微笑みを向けられる社会になれば
町全体が優しい雰囲気に一変できる気がします。
一人一人が笑顔で街を歩くだけでも
地域への貢献だと思います。
何もできなくても、
自分がいつも機嫌よくいることが
周囲への思いやりだとも思います。
今日は、先日お誘いした近所の方が
『一時保育専門託児ルームコミナスキッズ』の
ボランティアに参加する初日です。
ずっと社会のために何かしたいと思いつつ
機会を見つけられなかったと言う彼女。
昼間でも、自宅にいるだけで
笑うこともなかったと言う彼女。
今日を楽しみにしてくれています。
子どもたちと関わる中で、
自分の中に眠っていた何かを見つける
きっかけになってほしいと思っています。
