シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
前回、おうちの中の片づけは
まずは、冷蔵庫からチャレンジしてみては?
と提案しました。
今回は、小さな子どもに使いやすい
お部屋作りを考えてみました。
子どもの様子を見ていると
好きなものを探し出し、じっくり遊べる子。
何でもかんでも、出しまくって、
それらに対して興味を示さないで、
走り回る子。
同じおもちゃにこだわって遊ぶ子。
おもちゃではなく、台所にある道具が好きな子。
遊び一つとっても、その子の個性が見られます。
まずは、子どもが今、
何に興味を持ちどのように遊んでいるのかを
観察してみましょう。🧐
半年前に喜んでいたおもちゃに
興味を無くしていませんか?
おもちゃではなく、
今は絵本に夢中になっているのでは?
そもそも、おもちゃで遊ぶ時間はないのでは?
色々な状況が浮かびますが、
今、お子さんが使いたいもの
興味が出てきたものに注目し、
それを、わかりやすく、取り出しやすく
整えてあげましょう。
時には、遊ぶ場所が定まらず、
家中のあちらこちらを散らかしてしまい、
怒られている子もいます。
子どもには遊ぶ場所は、ここで
というように、決まった場所を作って
教えましょう。
子どもの中には、同じダイニングテーブルでも、
食事をするとき、本を読むとき、
パソコンを使うときなど、
時と場所によって用途が変わることを
受け入れられない子もいます。
そのたびに、混乱し、家の中でも
落ち着かない状況のために、
気持ちが、集中しない子もいます。
もしも、このような子どもが家族にいる場合は、
場所ごとに意味付けをして、
みてすぐわかるように整える
『構造化』という方法が役立ちます。
ご飯を食べる場所、テレビを見る場所、お風呂に入る場所
などといったことは、
大体の家庭で区別されていることだと思います。
けれども以前、仕事で訪問したお宅で、
お布団が敷いてあるところで、
食事をし、テレビを見る。
台所で、歯磨きする(洗面台はあるのに)といった、
用途がごちゃごちゃになっている
お家がいくつかありました。
住んでいる人は、当たり前なので、
さほど気にしている様子はなかったのですが、
こうなると、住んでいる家族それぞれが
なんとなく使用した品物は置きっぱなしで、
ルールもバラバラ。
雑然とした空間になっていました。
このような、空間で過ごしている人の様子は、
想像できると思います。
大切な物と、不要なものが混在し、
欲しい時に欲しいものがすぐ探せず
探し物が多い。💦
なんとなく、生活にメリハリのない
ルーズな感じが伝わってきました。
住んでいると、
区別できていると思っても、
意外と混ざり合ってしまうものなので
確認してみるといいと思います。
もう一つ、子供部屋がある方の場合
『構造化』の例として
部屋の中を寝る・着替え・本(勉強)・遊ぶコーナー
という感じに分けて、
そこに必要な物以外は置かないようにします。
そうすることで、
その用途に集中しやすい
空間づくりをしていきます。
余計なものが
目に入らないことから、
落ち着いて過ごすことにつながります。
特に集中しにくい特性がある子の場合は、
コーナーではなく、
衝立や、仕切りなどで
しっかり空間を分けて使うことも
効果があります。
このような子は、
棚に置いてある品物など、
目に入ってくる刺激が
落ち着きを奪ってしまうので、
出来る限り、目に触れないように
無地の布で隠す、扉の中にしまうなどの
方法も併用するといいと思います。
用途別に分けることで
その場所に必要なものが分かってきます。
品物も、必要な場所に置かれることになるので
探し物は減りますし、
動線もスムーズになり、
使いやすくなると思います。
子どもにわかりやすい空間つくりは
一緒に住む大人にも
過ごしやすい空間になります。
一度、おうちの中を
『構造化』してみることをおすすめします。