コミュニティーナースの石鍋てるみです。
昨日は、大阪メトロ中央線が
一部区間の運転を見合わせたことで、
大阪万博からの帰宅困難者の様子が
ニュースになっています。
万博開催前から
会場への交通機関については
心配されていたことですよね。
移動手段が少ないということは
それだけリスクが高いということ。
今回のように、主要交通経路が
断たれただけで、これだけの人に
影響があるということ。

小さい子を連れて、または高齢者でも
野宿をすることになった方もいるようです。
体調不良を訴えている人も
数多くいるらしいですが
これが、炎天下での出来事でなかっただけでも
まだよかったのか?
交通機関のトラブルとはいえ
自然災害時と同様に
食料、宿泊先の支援などが
緊急で必要な事態でした。
私たちの生活は電気が使えなくなることで
一瞬にして現場が悪化するくらい
脆弱なものだと証明されます。
いくつもの開く状況を想定して
対策しておくことも重要ですが
電気に頼らずにできる対策も
考えておかないといけません。
そんな時できることは
助けてと言えること、
人と協力すること、
つながること、自分でできることを
シェアする気持ちの有無が
大事だと思います。
そんな力がある人が
同じ事態に遭遇しても
状況をよくしようと
行動できる人だと思います。
今回も、そんな人たちが行動したことによって
状況を改善させたケースが
公表されています。

ネガティブになるばかりでなく
いかに前向きに状況を捉えなおせるかで
同じ現場にいても全く違う結果を
導き出せるという良い見本を目にしました。
私がそこにいたら、
どう行動しただろう。
自分よりも困っている人に
意識を向けることができるだろうか。
人ごとではなく、考えておきたいと思いました。